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2019年第607回例会(2019/3/13)

演奏会概要

  • 時 間

    2019年03月13日(水) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券(臨時会員券):全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時45分から販売(学生券あり)

濵地 宗 Kaname Hamaji(ホルン)
鈴木 優 Yu Suzuki(ホルン)
荒木奏美 Kanami Araki(オーボエ)
浅原由香 Yuka Asahara(オーボエ)
長 哲也 Tetsuya Cho(ファゴット)
坂井由佳 Yuka Sakai(ファゴット)

PROGRAMM

《大司教のターフェルムジーク》

▶12のホルン二重奏曲 K487
 Zwölf Duos für zwei Hörner K487

▶ディヴェルティメント ヘ長調 K213
 Divertimento in F für zwei Oboen, zwei Hörner und zwei Fagotte K213
▶ディヴェルティメント 変ロ長調 K240
 Divertimento in B für zwei Oboen, zwei Hörner und zwei Fagotte K240
▶ディヴェルティメント 変ホ長調 K252
 Divertimento in Es für zwei Oboen, zwei Hörner und zwei Fagotte K252
▶ディヴェルティメント へ長調 K253
 Divertimento in F für zwei Oboen, zwei Hörner und zwei Fagotte K253
▶ディヴェルティメント 変ロ長調 K270
 Divertimento in B für zwei Oboen, zwei Hörner und zwei Fagotte K270

出演者からのメッセージ

 日本モーツァルト協会演奏会には今回で2回目の出演となります、ホルンの濵地宗と申します。毎度、大好きなモーツァルトに向き合える機会を頂くことが出来て、感謝の念が絶えません。今回も素晴らしいメンバーとアンサンブル出来ること、本当に幸せです。

 前回同様、管楽器のみで構成されたアンサンブル。今回は「ターフェルムジーク」と題されていますが祝宴、饗宴、食卓を囲んでの音楽という意味です。
 モーツァルトはとても奇策でアイデアが湧いてはこのターフェルムジーク(モーツァルトはディヴェルティメントやセレナーデと題することが多い)に実験的に効果的な音の演出を入れていた、と言われています。
 さて、ディヴェルティメントというターフェルムジークからは、今回はどのような仕掛けが飛び出すのか、どのような奇策が飛び出すのか、私も今からとても楽しみです。

 また、モーツァルトはホルンのために協奏曲を4曲(1番の2楽章はあまりにモーツァルトがブラックジョークを入れすぎた楽譜のメモも残っている)ロンドを1曲、とたくさん曲が残されているのですが、この12曲のホルン二重奏曲も隠れた秀曲。音域があまりに広すぎる事と、各曲が何調で奏されるかがあまり明確でないために、モダンでは他の楽器で演奏されることのほうが多いようです。

 今回は、世界で活躍している私の芸大時代の仲間たちとともに「ターフェルムジーク」に沿う音楽づくりに真摯に向き合い、当日は私たちが楽しむのはもちろんのこと、お客様に祝杯のワインを片手にディナーを楽しんで頂けるイメージが湧くような、そんな愉しい夜にすることをお約束致します。

濵地 宗(ホルン)

濵地 宗(ホルン)

 宮城県仙台市出身。東京藝術大学を首席で卒業。同大学院修了。第10回 JEJU International Brass Competitionにて日本人ホルン奏者初となる国際コンクール優勝者となる。第22回国際ヤナーチェクコンクールブルノにてディプロム賞受賞。第86回日本音楽コンクール優勝、同時に岩谷賞、瀬木賞受賞。第8回東京音楽コンクール金管部門第2位。第26回日本管打楽器コンクール第2位。日本フィル、芸大フィル、仙台フィル、群響、東響、東フィル、セントラル愛知、Jeju Symphony Orchestraと共演。宮崎国際音楽祭、小澤征爾音楽塾、PMF、アフィニス夏の音楽祭に参加。霧島音楽祭に招待される。NHK-FM名曲リサイタルで収録。安宅賞、アカンサス音楽賞、霧島音楽祭賞、受賞。現在までにホルンを須田一之、西條貴人、守山光三、松崎裕、笠松長久、Christian-Friedrich・Dallmann、Ignacio Garciaの各氏に師事。神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者を経て、現在、群馬交響楽団第一ホルン奏者。なにわ《オーケストラル》ウィンズ、メンバー。

鈴木 優(ホルン)

 群馬県出身。東京藝術大学卒業。2014年ヤマハ新人演奏会に出演。Menagerie Brass Quintetとして第10回チェジュ国際金管楽器コンクール金管五重奏部門第1位を受賞。ホルンを高橋臣宜、守山光三、日高剛、西條貴人、伴野涼介、五十畑勉の各氏に師事。Menagerie Brass Quintet、Cor Ensemble VENUS、ALEXANDER HORN ENSEMBLE JAPAN、The Horn Square、つの笛集団メンバー。東京藝術大学管弦楽研究部非常勤講師(芸大フィルハーモニアホルン奏者)、東京交響楽団を経て、現在、東京都交響楽団ホルン奏者。

荒木奏美(オーボエ)

 1993年茨城県東海村出身。東京藝術大学を首席で卒業。2016年同大学院修士課程に進学し、現在3年次在学中。学部4年在学中より、東京交響楽団の首席オーボエ奏者を務めている。数々のコンクールで入賞を重ね、第11回国際オーボエコンクール・軽井沢においてはアジア勢初の第1位(大賀賞)受賞。併せて軽井沢町長(聴衆)賞を受賞。第27回出光音楽賞受賞。東京・春・音楽祭2016にてデビューリサイタルを行う。オペラシティリサイタルシリーズB→C出演。木曽、武生国際音楽祭への参加など各地でリサイタル、室内楽に取り組んでいる。ソリストとしては東京交響楽団、東京都交響楽団、藝大フィルや、川瀬賢太郎、梅田俊明、高関健、鈴木優人らと協演。  ハインツ・ホリガーに認められオーボエトリオで5都市を回る日本ツアー公演を行った。これまでに坂本真紀、成田恵子、和久井仁、小畑善昭、青山聖樹の各氏に師事。

浅原由香(オーボエ)

 東京都出身。10歳よりオーボエを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学器楽科を経て同大学大学院修士課程修了。修了時に大学院アカンサス音楽賞を受賞。2016年ヤマハ管楽器新人演奏会、第43回藝大定期室内楽に出演。2017年北九州国際音楽祭、2018年木曽音楽祭出演予定等、各地の音楽祭やイベントにも出演している。2017年宗次エンジェル基金/公益社団法人日本演奏連盟新進演奏家国内奨学金制度奨学生。これまでにオーボエを真田伊都子、池田昭子、和久井仁、小畑善昭、青山聖樹の各氏に師事。現在、フリーランスのオーボエ奏者として首都圏をはじめ各地のプロオーケストラへの客演や演奏指導など、多方面で活動している。2018年に開催されたオーボエの登竜門「国際オーボエコンクール・東京」で最高位(1位なしの2位)を受賞した。

長 哲也(ファゴット)

 福岡県北九州市出身。11歳よりファゴットを始める。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。卒業と同時に東京都交響楽団首席ファゴット奏者に就任。第30回日本管打楽器コンクールファゴット部門第2位。同声会賞受賞。第48回北九州市民文化奨励賞受賞。ソリストとして芸大フィルハーモニアと共演。東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等出演。北九州国際音楽祭、東京・春・音楽祭などにも定期的に出演している。2018年1月、フォンテックよりデビューCD「SOLILOQUY(ソリロキー)」をリリースし、「レコード芸術」にて特選盤、朝日新聞「for your collection」推薦盤に選ばれる。ファゴットを、永江恵子、石川晃、水谷上総の各氏に師事。現在、東京都交響楽団首席ファゴット奏者。

坂井由佳(ファゴット)

 茨城県出身。聖徳大学附属取手聖徳女子中学校音楽コース、同高等学校音楽科卒業。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。第6回Jr.管打楽器コンクール第2位。第37、38回藝大定期「室内楽」に出演。東京藝術大学シンフォニーオーケストラ選抜メンバーとして、第10回ヤングユーロクラシック音楽祭(ベルリン)、北部ヘッセン芸術の夏音楽祭に出演。これまでにファゴットを鎌田紘実、水谷上総の両氏に師事。東海大学教養学部、玉川大学芸術学部非常勤講師。東京交響楽団ファゴット奏者。

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626(11/19発売)

※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い

アンコール

ディヴェルティメント 変ホ長調 K252より第4楽章

注意事項

※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。