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2016年第578回例会(2016/4/21)

演奏会概要

  • 時 間

    2016年04月21日(木) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券(臨時会員券):5,000円
    (学生2,000円)
    ※当日券17時45分~販売

ヴォルフガング・ダヴィッド(ヴァイオリン)
梯 剛之(ピアノ)

PROGRAMM:

《ブルネッティとストリナザッキ》

▶ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K379
   Sonate in G K379
▶ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K481
   Sonate in Es K481
▶ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K305
   Sonate in A K305
▶ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K454
   Sonate in B K454

ヴォルフガング・ダヴィッド(ヴァイオリン)

1971年ウィーン近郊生れ。8歳でウィーン国立音大入学、ウィーン・フィル コンサートマスターR.キュッヒル、ケルン音大でI.オジム、ロンドンのギルドホール音楽院でI.ニーマン各氏に師事。英ロイヤル・フィル、墺ウィーン放響、スイス ベルン響、などと共演。ウィーン・コンツェルトハウス、ムジークフェラインザール、NYカーネギー・ホール、ロンドン ウィグモア・ホールなどで演奏。ニューヨーク 国連アッセンブリー・ホールでアナン国連事務総長臨席、バンコクでタイ女王臨席で演奏。ワシントン・ポスト紙は、「最高度の音楽が降り注ぐ」と評し、「ストラド」誌は、「情感の豊かさは人が望み得る最上のもの」と絶賛。梯 剛之(ピアノ)とのライブCD2タイトルをリリース。
使用楽器: Carlo Bergonzi 1724年(オーストリア国立銀行貸与)。

梯 剛之(ピアノ)

1977年生まれ。小児癌により生後1ヵ月で失明、4才半よりピアノを始める。小学校卒業と同時にウイーン国立音大準備科入学。盲人弱視者国際音楽コンクール(チェコ)、エトリンゲン青少年国際ピアノコンクール(独)最年少優勝、ロン=ティボー国際コンクール(仏)第2位他。都民文化栄誉章、出光音楽賞、点字毎日文化賞。ショパン国際コンクールワルシャワ市長賞受賞。フランス国立管、N響など国内外のオーケストラ、小澤征爾、フルネ他多くの指揮者と共演。TV朝日「徹子の部屋」、NHK「芸術劇場」「N響アワー」、「徹子の部屋クラシック」等出演。佐々木弥栄子、高岡慶子、阿部美果子、E.D=ヴァイスハール各氏に師事。CD「リサイタル2013」、「ダヴィッド&梯 デュオ・リサイタル2015」は「レコード芸術」誌特選盤。「リサイタル2014」は準特選盤。

出演者のメッセージ

剛之とのモーツァルト  ヴォルフガング・ダヴィッド

 私が初めて剛之さんと合わせたのは、今回演奏するモーツァルのト長調のソナタでした。彼の美しい音色とフレージングに魅了され、ピアノに続いてヴァイオリンが加わった瞬間、何年も前から一緒に弾いていたような気持ちになりました。初めて合わせて、このような深い音楽的共感を感じるのはめったにないことです。おかげで私たちはクリエイティブで自発的な音楽作りができました。アンサンブルとは本当の対話であり、お互いの衝動とアイディアのやりとりです。
 それこそが、モーツァルトの音楽に生命を吹き込み、その美と深さを表すために必要なものです。今回の4曲のソナタの、それぞれのスタイルや様式の違いを結びつけるものでもあります。モーツァルトはいつも新しいアイディアの実験をしました。K454のような完璧なバランス、理想的なスタイルを見つけたあとですら、彼は前を見続けました。中でも、K481の第2楽章は、その大胆な転調で、モーツァルトの作曲スタイルがどう発展していったかを垣間見せてくれます。

 

ダヴィッドさんについて  梯 剛之

 彼との出会いは3年前になります。オーストリアのケルンテンでの演奏会が決まった時、ヴァイオリニストとのデュオの経験があまりなかった僕は、楽しみでもあり不安でもありました。ところが、第一音を聞いて心配は不要だったことがわかりました。
 彼のすごいところは音楽の起承転結をはっきり提示する事で、アンサンブルの回数を重ねる毎に信頼と安心感が生まれ、お客様の前で最高のテンションで演奏出来るようになります。
 音楽の上では妥協を許さない厳しい面がありますが、本番が終わると、とたんにひとなつこい一面が出て、お酒を酌み交わしながらいつまでも「まだ帰らなくても良いのでは…」と人を引き留めるのです。

アンコール

ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K304より第2楽章

注意事項

※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。