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2014年5月例会(4/26・第559回)

演奏会概要

  • 時 間

    2014年04月26日(土) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券(臨時会員券):5,000円(学生2,000円)
《ロンドンのモーツァルト》
と き:2014年4月26日(土) 13:30開場/14:00開演
ところ:東京文化会館小ホール

PROGRAMM:

 
▶ チェンバロ協奏曲 ニ長調 K107(21b)-1
Konzert in D nach der Klaviersonate Op.V,2 von Johann Christian Bach, K107(21b)-1
・Allegro in D 4/4
・Andante in G 2/4
・Tempo di Menuetto in D 3/4

▶ チェンバロ協奏曲 ト長調 K107(21b)-2
Konzert in G nach der Klaviersonate Op.V,3 von Johann Christian Bach, K107(21b)-2
・Allegro in G 4/4
・THEMA: Allegretto in G 2/4

▶ チェンバロ協奏曲 変ホ長調 K107(21b)-3
Konzert in Es nach der Klaviersonate Op.V,4 von Johann Christian Bach, K107(21b)-3
・Allegro in Es 4/4
・Allegretto in Es 3/4

▶ クラヴィア、ヴァイオリン(又はフルート)とチェロのためのソナタ ハ長調 K14
Sonate in C für Klavier, Violine (oder Flöte) und Violoncello, K14
・Allegro in C 2/2
・Allegro in C 2/4
・MENUETTO I in C 3/4 – MENUETTO II in F 3/4

▶ クラヴィア、ヴァイオリン(又はフルート)とチェロのためのソナタ 変ロ長調 K15
Sonate in B für Klavier, Violine (oder Flöte) und Violoncello, K15
・Andante maestoso in B 3/4
・Allegro grazioso in B 2/4

▶ 6つのレントラー風舞曲 変ロ長調 K606
Sechs Ländlerische Tänze in B, K606
・I-VI in B 3/4

▶ レオポルト・モーツァルト:室内ソナタ 第4番 ト長調
Leopold Mozart : Sonata a tre in G per due Violini e Basso continuo
・(Allegro) in G 2/4
・Adagio in g 4/4
・Presto in G 3/8

使用チェンバロ:スコヴロネック製作 フレミッシュ二段鍵盤J.D.ドゥルケンモデル(1745年)

坂 由理 Yuri Ban(チェンバロ)

東京藝術大学作曲科卒業。その後、古楽研究会にてチェンバロ、通奏低音の研鑽を積む。作曲を石桁真礼生、チェンバロを鍋島元子の各氏に師事。06年スペイ ンの古楽フェスティヴァルFIMTEにて演奏会。チェンバロのための作品「プレリュード」により、04年アメリカのアリエノール作曲賞佳作受賞。国立音楽 大学研究所研究員、東京藝術大学声楽科伴奏助手を経て、現在、聖グレゴリオの家宗教音楽研究所、二期会イタリア歌曲研究会 各講師。

坂由理

小野萬里 Mari Ono(バロック・ヴァイオリン)

東京藝術大学付属高校を経て、同大学を卒業。モダン・ヴァイオリンを多久興氏に師事。大学在学中バロック・ヴァイオリンに出会い、古楽の研究を始める。 1973年、ベルギーにわたり、シギスバルト・クイケンに師事。帰国後はソリスト、アンサンブル奏者として、また東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ やバッハ・コレギウム・ジャパンなどの国内の主要なオーケストラのメンバーとして活躍。99年にはバロック・ヴァイオリニストの木村美穂子氏とヴァイオリ ン・デュオ「Due Canti」を結成、日本とドイツでツアーを行っている。
これまでにヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のアウグスト・ヴェンツインガーやエドゥアルト・ミュラー、テノール歌手のクルト・エクイルツ、リコーダー奏者のフラ ンス・ブリュッヘン、日本の古楽界のパイオニア、多田逸郎氏、小林道夫氏、故大橋敏成氏など、内外の著名な音楽家達と共演を重ねてきた。
現在、古楽アンサンブル「コントラポント」(指揮:花井哲郎)、アンサンブル・デュファイ、クラシカルプレイヤーズ東京(指揮:有田正広)、チパンゴ・コンソート、Due Cantiのメンバー。

長岡聡季 Satoki Nagaoka(バロック・ヴァイオリン)

東京藝術大学音楽学部付属高校、同大学、同大学院修士課程を経て、室内楽科博士後期課程修了。シューベルトの室内楽曲の研究により、同大学室内楽科初の博士号(音楽)取得。
現在は、ソロや室内楽の演奏活動の他、横浜シンフォニエッタコンサートマスター、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、神戸市室内合奏団他、各地のオーケストラにてゲスト・コンサートマスターを務めている。
オリジナル楽器奏者としても、バッハコレギウムジャパンのカンタータ全曲プロジェクトやアメリカ、香港公演などに参加し、オーケストラ・リベラクラシカ、レ・ボレアード、東京クラシカルプレイヤーズなど、国内の主要な団体で演奏している。
2012年より、東京藝術大学室内楽科非常勤講師として後進の指導にもあたっている。

高橋弘治 Koji Takahashi(バロック・チェロ)

桐朋学園大学音楽学部、及び、ブリュッセル王立音楽院古楽器科卒業。モダン・チェロを中島顕、古澤渉、故山川郁子、倉田澄子の各氏に、室内楽を故ゴールド ベルク山根美代子氏に師事。バロック・チェロを鈴木秀美、アラン・ジェルヴロウの各氏に師事。大学在学中よりモダン、バロック、両方の分野で演奏活動をは じめる。1999年渡欧。イタリア、スペインの音楽祭に招かれて演奏し好評を博す。2001年、ラ・プティット・バンドのヨーロッパ・ツアーにおいてソリ ストを務める。2001年より2007年までラ・プティット・バンドのメンバーとして演奏活動を行う。その活動はヨーロッパ各国、日本、そしてメキシコに まで及ぶ。2007年に帰国後はモダン・チェロ奏者としても演奏活動を再開。ソリスト、室内楽奏者として、また、オーケストラのゲストトップ奏者をたびた び務めている。一方、古楽器奏者としては、室内楽や古楽オーケストラの演奏会に通奏低音奏者として参加をするほか、 知られざるチェロの作品を取り上げた演奏会を行うなど、積極的に演奏活動を行っている。これまでにバッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・ クラシカ、クラシカル・プレイヤーズ東京、古楽アンサンブル『コントラポント』等に参加。 古楽アンサンブル『ムジカ・レセルヴァータ』メンバー。現在、桐朋学園大学音楽学部附属「子供のための音楽教室」東海(岐阜)教室 講師。

髙橋弘治

出演者からのメッセージ

 16世紀に始まりバロック 時代に黄金期を迎えるチェンバロ音楽の歴史も、18世紀半ばを過ぎれば、「黄昏どき」と呼べるかもしれない。黄昏、残照―。チェンバロ奏者としては胸に痛 い言葉である。もうすぐ歴史の表舞台から姿を消してしまうのね。フォルテピアノに取って代わられ―。J.C.バッ ハとモーツアルトの作品は、ピアノふうのアルベルティ・バス(ドソミソという左手の伴奏音型)に満ち、作曲者の思いはフォルテピアノに傾くときもあっただ ろう。しかし、チェンバロはそんなことなど、どこ吹く風、今まで奏でることのなかったドソミソを魅惑的な響きでくるみ、快活至極、新しい世界に遊ぶ。
 私にとっても、この楽器の新たな魅力を発見する機会となりました。お楽しみいただけましたら大変嬉しく存じます。

坂 由理(チェンバロ)

注意事項

※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。