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2013年第545回例会(2013/1/27)

演奏会概要

  • 時 間

    2013年01月27日(日) 12:30開場/13:00開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

《コジ・ファン・トゥッテ》
 
と き:2013年1月27日(日) 開場 12:30/開演 13:00
ところ:東京文化会館小ホール

PROGRAMM:

 ▶2幕のドランマ・ジョコーゾ《コジ・ファン・トゥッテ》K588
Dramma giocoso in due atti “Così fan tutte, ossia La scuola degli amanti”, K588
 
フィオルディリージ:佐藤康子(ソプラノ)
ドラベッラ:相田麻純(メゾ・ソプラノ)
フェランド:又吉秀樹(テノール)
グリエルモ:ジョン・ハオ(バス)
ドン・アルフォンソ:小野和彦(バス)
デスピーナ:藤谷佳奈枝(ソプラノ)
指揮・ピアノ:河原忠之

佐藤康子 Yasuko Sato(ソプラノ)

千葉県出身。東京芸術大学音楽学部、首席卒業。学部在籍中に、安宅賞、松田トシ賞、アカンサス音楽賞を受賞。同大学院修士課程、博士課程修了、2010年3月、博士号取得。

2002年日伊コンコルソ第二位、日本イタリアコンコルソソプラノ特賞、2007年イタリア・Tommaso Traetta(トンマーゾトラエッタ)国際コンクール、2008年Jaume Aragall(ハイメ・アラガイ)国際声楽コンクール、2009年日本音楽コンクール、2011年Toti Dal Monteトーティ・ダル・モンテ国際声楽コンクールの各コンクールにて最高位受賞。
2005年イタリア、スポレート実験歌劇場主催公演、ヴェルディ作曲、歌劇『オベルト』レオノーラ役にてイタリアデビュー。
2006年よりリクルートスカラシップ奨学生として3年間助成を受け、スポレート実験歌劇場にて二年間のオペラ研修をおさめる。
2009年文化庁新進芸術家海外育成制度奨学生、2011年4月五島記念文化財団、オペラ新人賞を受賞。
ヨーロッパを拠点に活動し、ヴェルディ作曲、歌劇『イル・トロヴァトーレ』レオノーラ、プッチーニ作曲、歌劇『ラ・ボエーム』ミミ、プッチーニ作曲、オペ ラ『蝶々夫人』タイトルロールをアテネ国立歌劇場や、リュブリャーナ国立歌劇場、イタリアやスペイン各地の歌劇場で公演。2011年NHK特別ドラマ 『蝶々さん』では三浦環役で出演。

現在、イタリアはパルマに留学中。
田中環、平野忠彦、朝倉蒼生、伊原直子、ライナ・カバイヴァンスカの各氏に師事。

佐藤康子

相田麻純 Masumi Aida(メゾソプラノ)

東京藝術大学声楽科卒業、同大学院修士課程音楽研究科オペラ専攻修了。現在、同大学院博士後期課程に在籍中。在学中に安宅賞受賞、アカンサス音楽賞、およ び同声会賞受賞。

第77回日本音楽コンクール入選。藝大オペラ定期公演においてロッシーニ《セヴィリアの理髪師》ロジーナ役でオペラ・デビュー。横浜オペ ラ未来プロジェクト2007においてミヒャエル・ハンペ演出の同オペラにも同役で出演。他に、J.シュトラウス《こうもり》のオルロフスキー公爵役、モー ツァルト《フィガロの結婚》ケルビーノ役、プッチーニ《蝶々夫人》スズキ役などのレパートリーを持つ。明治安田クオリティオブライフ文化財団の奨学生とし てイタリアに留学。これまでに、故 高木鳰子、多田羅迪夫、レーリオ・カピルピの各氏に師事。

又吉秀樹 Hideki Matayoshi(テノール)

東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。同大学大学院音楽研究(オペラ)科を首席にて修了。在学時にアカンサス賞、同声会賞、武藤舞賞受賞。第40回イタリア声楽コンコルソにて優勝、ミラノ大賞受賞。トスティ歌曲国際コンクールアジア予選大会第二位および読売新聞社賞受賞。イタリアで行われるトスティ歌曲国際コ ンクールイタリア本選大会にアジア代表として出場予定。

これまでに『愛の妙薬』ネモリーノ、『ジャンニ・スキッキ』リヌッチョ、『イドメネオ』タイトルロール、『カルメン』ドンホセ、『マクベス』マクダフを演じる。今年11月にイタリア、オルトーナにて「ナブッコ」のイズマエーレ役で出演予定。
これまでに桑原妙子、川上洋司、牧口純子の各氏に師事。サントリーオ ペラアカデミーメンバー。
二期会会員

又吉秀樹

ジョン・ハオ Zhong Hao(バス)

中国沈陽出身。2001年に中国中央音楽学院卒業後、中国中央オペラハウスに入り、オペラ歌手として「アイーダ」(ヴェルディ作曲)のエジプト国王、「ド ン・カルロ」(ヴェルディ作曲)のフィリッポ二世、「フィガロの結婚」(モーツァルト作曲)のバルトロ、「セビリャの理髪師」(ロッシーニ作曲)のバジー リオ、「トスカ」(プッチーニ作曲)シャルローネ、「魔笛」(モーツァルト作曲)のザラストーロ、「トゥーランドット」(プッチーニ作曲)のティムール、 「イリス」(マスカ二作曲)のチェコー、「ジャンニ・スキッキ」(プッチーニ作曲)のシモーネ、「椿姫」(ヴェルディ作曲)のドゥフォール、「森の歌」、 「第九」など重要な役を演じた。2001年から2004年にかけて、北京、香港、マカオの国際音楽祭に参加。2001年には東京、長野でコンサートを開催した。2005年4月に来日、2008年3月東京芸術大学大学院音楽研究科声楽(オペラ)専攻修士課程終了。

在学中、2007年10月、芸大創立120周年記念オペラ定5期公演「ラ・ボエーム」(プッチーニ作曲、飯塚励生演出、現田茂夫指揮)のコッリーネ役で日本におけるオペラ・デビューを果たし、一躍脚光を浴びた。11月には、芸大フィルハーモニア・合唱公演「レクイム」(ヴェルディ作曲、小林研一郎指揮)においてソリストを務めた。2007年、第38 回イタリア声楽コンクール(毎日新聞社、日本イタリア協会主催)シエナ部門において第1位シエナ大賞受賞。これまでに、趙登瀛、長谷川顕の各氏に師事。二期会会員。

ジョン・ハオ

小野和彦 Kazuhiko Ono(バス)

東京芸術大学大学院博士課程修了。博士号を受ける。声楽を牧野美紀子、高橋啓三、原田茂生、多田羅迪夫の各氏に師事。M.メスプレ、M.カバリエ、E.ヘ フリガー、G.バキエ、W.ベリー、各氏の指導を受ける。日仏声楽コンクール第1位。長久手オペラ・声楽コンクール第2位。イタリア声楽コンコルソ入選。 新国立劇場「運命の力」カラトラーヴァ、「修禅寺物語」金窪行親、「イルトロヴァトーレ」フェッランド、「カルメン」スニガ、日生劇場「後宮からの逃走」 オスミン、「魔笛」ザラストロ、サントリーホールオペラ「カルメン」スニガ、「ファルスタッフ」ピストーラなどに出演。「第九」や「マタイ受難曲」などコ ンサートの出演も多い。聖徳大学講師。埼玉大学教育学部音楽教育講座准教授。

藤谷佳奈枝 Kanae Fujitani(ソプラノ)

香川県出身。東京藝術大学・大学院修了。
第53回全日本学生音楽コンクール大阪大会第1位。平成17年度友愛ドイツリートコンクール第2位。第14回日仏声楽コンクール第2位。第76回日本音楽コンクール第2位、合わせて岩谷賞(聴衆賞)を受賞。
オペラではミミ、ムゼッタ、ラウレッタ、デスピーナ、ドンナ・アンナ、グレーテル、ロザリンデ、ミカエラ、アントニア等を演じる。2010年『秘密の結婚』カロリーナ、『愛の妙薬』ジャンネッタでイタリア・デビュー。
また、レクイエム、戴冠ミサ、第九、メサイア、グローリア・ミサ等のソリストを務める。
中野勝美、中村義春、大島洋子、朝倉蒼生、ロレーヌ・ヌバー、市原多朗、コンラート・リヒター氏に師事。ミレッラ・フレーニ氏のマスタークラスを受講。

河原忠之 Tadayuki Kawahara(指揮・ピアノ)

国立音楽大学卒業。同大学大学院修了。91年より渡伊。故アルド・プロッティ氏のもとオペラ伴奏ピアニストを務め数々の演奏会に出演。またマリア・カル ボーネ女史のもとでは伝統的なイタリアオペラの表現にとどまらず、発声法・ディクション等も取得。帰国後はサイトウキネンフェスティバル等でコレペティ トゥールとして活躍。年間ステージは100を超え、リサイタル等のピアニストとしてその幅広い音色、繊細な音楽表現には定評がある。2006年江原啓之 「スピリチュアル・ヴォイス・カウントダウン」大阪城ホールにて大阪センチュリー交響楽団を指揮し、指揮者デビューを果たした。また、2008年NHK ニューイヤーオペラコンサートにおいて、プッチーニの生の映像をバックにプッチーニのピアノ・ソロ曲を演奏し、好評を博した。2009年国立音楽大学音楽 研究所公演において、プッチーニのオペラ「つばめ」を指揮してオペラデビューを果たし、確実にこの分野でもキャリアを伸ばしている。現在、国立音楽大学、 大学院准教授。Gruppo Kappa 代表。

演奏家からのメッセージ

 それにしても、男性であれ女性であれ、人の心のうつろいやすいこと。つい最近も私の周り で、あたりまえにあった愛情が消えてしまったり、十年来の友情が一瞬で壊れてしまったり、大事な人が旅立たれてしまったり、(そう、N先生とのお別れも、 心に強く悲しく響きました)という「別れ」の話をいくつか耳にしました。だからこそ、今私が何気なく手にしている人間関係を、当たり前のものと思わず、ま た無理して強化しようともせず(強調しすぎると堅くなる気がします)、ただ享受して一人ひとりと尊敬と愛情をもとに長く紡いでいきたいものと思いました。 美しい音楽とともに。今日は会場の皆さんと音楽を通して交流できるのが楽しみでたまりません。

佐藤康子

注意事項

※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。