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茂木健一郎先生 講演会(2016/3/17)

開催日時と会場・料金およびテーマ

2016/3/17(木)14:00~16:30

会場:東京YWCA会館 カフマンホール(御茶ノ水)(定員100名)

テーマ「モーツァルトの天才の秘密に迫る」

会費:会員1,000円/一般1,500円

お申し込み:協会事務局に予め電話・FAX・Eメールのいずれかの方法でお申込みください。

※日本モーツァルト愛好会、モーツァルティアン・フェラインの会員は会員料金となります。

茂木健一郎(脳科学者)

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授(脳科学、認知科学)。1962年10月20日東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。主な著書に『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『生きて死ぬ私』(徳間書店)『心を生みだす脳のシステム』(NHK出版)、『意識とはなにか–<私>を生成する脳』(ちくま新書)、『脳内現象』(NHK出版)、『脳と仮想』(新潮社)、『脳と創造性』(PHP研究所)、『スルメを見てイカがわかるか!』(角川書店、養老孟司氏との共著)、『脳の中の小さな神々』(柏書房、歌田明宏氏との共著)、『「脳」整理法』(ちくま新書)、『クオリア降臨』(文藝春秋)、『脳の中の人生』(中央公論新社)、『プロセス・アイ』(徳間書店)、『ひらめき脳』(新潮社)、The Future of Learning(共著)、Understanding Representation(共著)、『すべては音楽から生まれる』、『脳を活かす勉強法』がある。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年、『脳と仮想』で、第四回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。2006年1月より、NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』キャスター。

3月特別講演会の報告

脳科学者茂木健一郎氏を講師にお招きし、「モーツァルトの天才の秘密に迫る」と題してご講演頂きました。当日は天候にも恵まれ、約80 名の参加がありました。
世に神童の話は数知れずあるが、神童が成人して天才に成⻑する例は稀有であって、モーツァルトは正しくその例であったと考えられること、また優れたアスリートでも一生に2〜3回しか経験できない極度に集中し、すべてがクリアーに見える状態(超一流の野球選手が時にボールが止まって見える等)、これを茂木講師は「ゾーンの領域」と名付け、モーツァルトは常時この領域にあったのではないか、との分析を披露されました。
講演に引続いて茂木講師と三枝理事⻑との対談が行われ、それぞれのモーツァルト論が語られました。