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2019年第606回例会(2019/2/19)

演奏会概要

  • 時 間

    2019年02月19日(火) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券(臨時会員券):全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時45分から販売(学生券あり)

渡辺克也 Katsuya Watanabe(オーボエ)
漆原朝子 Asako Urushihara(ヴァイオリン)
松実健太 Kenta Matsumi(ヴィオラ)
向山佳絵子 Kaeko Mukoyama(チェロ)
鷲宮美幸 Miyuki Washimiya(ピアノ)

PROGRAMM

《シュヴェンケ編グラン・パルティータ》

▶オーボエ四重奏曲 へ長調 K370
 Quartett in F für Oboe, Violine, Viola und Violoncello K370 
▶ピアノ四重奏曲 変ホ長調 K493
 Quartett in Es für Klavier, Violine, Viola und Violoncello K493
▶グラン・パルティータ 変ロ長調 K361(シュヴェンケ編)
 Serenade in B “Gran Partita” K361  von C.F.G.Schwencke

出演者からのメッセージ

 同じドイツ語圏にありながら、750km離れているハンブルクとザルツブルクを隔てたメンタリティーや文化の違いは、もっと離れている東京と広島のそれよりもはるかに大きいと、普段ドイツに住んでいて実感します。モーツァルトが活躍していた18世紀におきましては、人の往き来も今ほどは多くなく、さらに大きかったことでしょう。

  ザルツブルクは中央ヨーロッパの山岳の町、ハンブルクは北欧の海に通ずる巨大都市。天才モーツァルトの音楽といえども、果たして北ドイツ人に最初から受け入れられたものでしょうか。モーツァルトより11年歳下のシュヴェンケは、そのハンブルクでモーツァルトの芸術を広めるために尽力した、と聞いております。

  2019年1月22日、この原稿を書いているのが、ハンブルクのホテルです。近郊のシュターデという町でコンサートを終えて、ハンブルクでシュヴェンケに思いを馳せております。

  モーツァルトが、管楽器のためによくぞこんなに素晴らしい作品を残してくれました。シュヴェンケが、グラン・パルティータをこのハンブルクで愛情を込めて編成を変えて書き直したのですね!

  シュヴェンケの功績を讃えて、ハンブルクにはその名を冠した通りが実在します。

 渡辺克也(オーボエ)

 

〈写真:上=シュヴェンケ通り、下=シュターデ〉

渡辺克也(オーボエ)

 東京藝術大学卒。在学中に新日本フィルに入団。1990年日本管打楽器コンクールで優勝し大賞も受賞。91年より渡独、ヴッパータール響、ベルリン・ドイツ・オペラ等の首席奏者を歴任し、現在はソリスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルクの首席奏者。ソリストとしてハンガリー放響、スロヴァキア・フィルや都響をはじめとする国内主要オケと共演。洗足学園音大客員教授。ベルリン在住。最新CDは「Wings」(2018年夏発売/独:Profil 日本:キングインターナショナル)。http://www.katsuyawatanabe.com

漆原朝子(ヴァイオリン)

 第2回日本国際音楽コンクール最年少優勝。ジュリアード音楽院卒業。1988年 N響定期公演でデビュー。ニューヨークやワシントンでのリサイタルが絶賛を博し、マールボロ音楽祭、ザルツブルク音楽祭等に登場。ベリー・スナイダー(Pf)とは20年以上にわたってデュオを組んでおり、リサイタルツアーやディスクはいずれも高評を得ている。平成26年度 文化庁芸術祭優秀賞受賞。現在、東京藝術大学教授、大阪音楽大学特任教授。

松実健太(ヴィオラ)

 桐朋学園大学を経て、英国王立音楽院を首席卒業。1994年英国ターンブリッジウェルズ国際コンクール優勝。第5回ライオネルターティス国際ヴィオラコンクール2位と特別賞。現在、日本を拠点に欧米でも活躍中。ソロCDを4枚リリース。2001年英国王立音楽院よりアソシエイトの称号(ARAM)を授与。現在、昭和音楽大学、東京学芸大学などで後進の指導にもあたっている。昭和音楽大学所蔵のヴィオラ「F. ゴッフリラ」を貸与されている。

向山佳絵子(チェロ)

 東京藝術大学を経てドイツ・リューベック国立音楽大学留学。第54回日本音楽コンクール第1位、第10回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第1位、1987年度アリオン賞審査委員奨励賞、第2回出光音楽賞受賞。ギトリス、アルゲリッチほか世界の一流演奏家や、N響、都響他国内外の主要オーケストラと共演。現在リサイタル、室内楽、公演プランナー、京都市立芸術大学准教授など日本を代表するチェロ奏者の一人として活躍中。

鷲宮美幸(ピアノ)

 桐朋学園大学卒業。在学中にH.ピュイグ=ロジェ氏に見出されパリに留学。第56回日本音楽コンクール入選、UFAM国際コンクール室内楽部門2位、日本室内楽コンクール3位等、入賞多数。 ベルリン・フィルのC.ハルトマン、イ・ムジチ合奏団のM.パリス、ジャン・ワン、レ・ヴァン・フランセのG. オダン等、国内外の著名アーティストと共演。ミッシャ・マイスキーと「徹子の部屋」「ニュース23」に出演。オメガ・ピアノトリオ(Vn.松実健太、Vc.唐津健)としても活躍。http://www.miyuki-washimiya.com/

 

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626(11/19発売)

※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い

注意事項

※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。