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2019年第612回例会(2019/10/9)

演奏会概要

  • 時 間

    2019年10月09日(水) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券(臨時会員券):全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時45分から販売(学生券あり)

トリオ・アコード
 白井 圭  Kei Shirai(ヴァイオリン)
 門脇大樹 Hiroki Kadowaki(チェロ)
 津田裕也 Yuya Tsuda(ピアノ)

PROGRAMM

《1788年の奇跡》

▶ピアノ三重奏曲 ト長調 K564
 Trio in G für Klavier, Violine und Violoncello K564
▶ピアノ三重奏曲 ホ長調 K542
 Trio in E für Klavier, Violine und Violoncello K542
▶ピアノ三重奏曲 ハ長調 K548
 Trio in C für Klavier, Violine und Violoncello K548

出演者からのメッセージ

 この度日本モーツァルト協会の例会にて演奏させて頂ける事、大変嬉しく光栄に思います。
 本例会ではモーツァルトのピアノ・トリオから、1788年に作曲された3曲を演奏致します。
 モーツァルトの音楽にはオペラの要素が隠れているとよく言われますが、この3曲のトリオの中にも至るところに感じられます。喜びや悲しみ、憧れ、ユーモア、葛藤、光、影・・・がピアノと弦楽器の対話を通して表現されます。人間の様々な側面を表現しながらもモーツァルトの音楽は限りなく透明で、底知れぬ深遠さを感じさせます。そしてどこまでも純粋でチャーミングで優美さを湛えています。シンプルで美しく澄みきったモーツァルトの音楽には心を浄化してくれるような力がある気が致します。このようなモーツァルトの作品だけで一つの演奏会をする事は私たちにとって大きな挑戦ですが、皆様と「1788年の奇跡」を味わえる事は大きな喜びです。最後までお楽しみ頂けましたら嬉しいです。

津田裕也(ピアノ)

トリオ・アコード

 2003年、東京藝術大学在学中に同級生である3人-白井圭(ヴァイオリン)、門脇大樹(チェロ)、津田裕也(ピアノ)-により結成されたピアノ・トリオ。東京藝術大学卒業後、それぞれがウィーン国立音楽大学、アムステルダム国立音楽院、ベルリン芸術大学へと留学したため一時活動を中断していたが、近年公演を再開、その演奏の密度の濃さに各地にて好評を博し、今後の活動に期待が高まっている。古典から近代まで広範にわたるレパートリーを誇り、東京をはじめとして、札幌、仙台、広島、新潟、北九州、和歌山、福井など全国各地にて演奏活動を行う。トリオとしてこれまでに、ゴールドベルク山根美代子、田中千香士、山崎伸子、河野文昭の各氏に薫陶を受ける。2017年には<東京・春・音楽祭>に出演し、緻密なアンサンブルと高い芸術性で絶賛された。

白井 圭(ヴァイオリン)

 トリニダード・トバゴ共和国生まれ。3歳よりヴァイオリンを始め、6歳より徳永二男氏の薫陶を受ける。東京藝術大学付属高校を経て、同大学を卒業。その間、大谷康子、田中千香士、ゴールドベルク山根美代子の各氏に指事。2007年文化庁の奨学生として留学。ウィーン国立音楽演劇大学室内楽科にてヨハネス・マイスル氏に師事、その他ヴェスナ・スタンコービッチ氏の指導も受ける。
 これまでに日本音楽コンクール(第2位及び増沢賞)、ARDミュンヘン国際コンクール(第2位及び聴衆賞)、ハイドン国際室内楽コンクール(第1位及び聴衆賞)を始めとしたコンクールで受賞歴をもち、ソリストとしてチェコフィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、新日本フィルハーモニー管弦楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団などと共演。ウィーン楽友協会や、トッパンホールなどでのリサイタルも挙げられる。
 2018年まで約5年間、神戸市室内合奏団(旧称)のコンサートマスターを務めた。また、岐阜県中津川市加子母で毎年行われる「田中千香士音楽祭」では恩師の後を受けて、指揮者を務めている。Trio Accord, Stefan Zweig Trio, Ludwig Chamber Playersのメンバー。

門脇大樹(チェロ)

 東京藝術大学卒業。第74回日本音楽コンクール第3位、ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール第1位など、受賞多数。サイトウキネン若い人のための室内楽セミナー、小澤征爾音楽塾に参加。東京藝術大学卒業後、ロームミュージックファンデーションより奨学金を得て、イタリアへ留学。マゼール指揮シンフォニカ・トスカニーニのベートーヴェン全曲演奏会に参加。フィルハーモニカ・イタリアーナのオペラフェスティバルでは、首席を務める。チェロをフランチェスコ・フェラリーニに、室内楽をロレンツァ・ボッラーニに師事。その後オランダへ渡り、アムステルダム国立音楽院にて研鑽を積む。アンナー・ビルスマのマスタークラスを受講。これまでに柳田耕治、雨田一孝、河野文昭、山崎伸子の各氏に、室内楽をゴールドベルク山根美代子、岡山潔の各氏に師事。現在、東京音楽大学非常勤講師、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。

津田裕也(ピアノ)

 東京藝術大学および同大学院修士課程で学び、安宅賞、クロイツァー賞などを受賞。並行して2007年よりベルリン芸術大学で学び、2011年同校を最優秀の成績で卒業。ドイツ国家演奏家資格を取得。2007年第3回仙台国際音楽コンクールにて優勝、および聴衆賞、駐日フランス大使賞を受賞。2011年ミュンヘン国際コンクール特別賞受賞。ソリストとしてベルリン響や日本国内各オーケストラと共演。日本およびドイツ各地でソロリサイタルを開催し好評を博す。室内楽活動にも活発に取り組み、松山冴花(vn)とのデュオや、トリオ・アコードとしての活動のほか、堀米ゆず子、山崎伸子など多くの著名な弦楽器奏者と共演。最近では管楽器奏者との共演も多く、様々な演奏者から厚い信頼を得ている。これまでにパスカル・ドヴァイヨン、ガブリエル・タッキーノ、ゴールドベルク山根美代子、角野裕、渋谷るり子の各氏に師事。現在、東京藝術大学准教授。

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626

※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い

アンコール

ピアノ三重奏曲 変ロ長調 K502より第2楽章ラルゲット

注意事項

※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。