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2020年第616回例会(2020/2/10)

演奏会概要

  • 時 間

    2020年02月10日(月) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券(臨時会員券):全自由席 6,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時45分から販売(学生券あり)

ドグマ室内オーケストラ Dogma Chamber Orchestra
中村太地 Daichi Nakamura(ヴァイオリン)

助成:ゲーテ・インスティトゥート/公益財団法人 野村財団

PROGRAMM

《若き先鋭たちのモーツァルト》

▶ディヴェルティメント ニ長調 K136
 Divertimento in D K136
▶ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K218(ソリスト:中村太地)
 Konzert in D für Violine und Orchester K218
▶アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K525
 Serenade in G Eine kleine Nachtmusik K525
▶交響曲 第29番 イ長調 K201
 Sinfonie in A K201

出演者からのメッセージ

 私たちは、日本モーツァルト協会の例会で演奏できることに大変興奮しています。ドグマ室内オーケストラとしての初めての東京公演は大変光栄なことであり、また、とても特別な夜になることでしょう。

 初来日の日本で、初めてのプログラムがモーツァルトであることは喜ばしいことです。モーツァルトは時代を超えて、なおかつ、常に新しい形で私たちに、愛について、ユーモアについて、そして熱情についての彼の感情を私たちに語りかけて来てくれます。
 モーツァルトの音楽というのはこのように常に静かに私たちに寄り添ってくれ、そして、世界をより良いものに変える力があるのです。

 皆様のモーツァルト音楽への貢献は最大の敬意に値します。モーツァルトが生きていた時代の、彼の音楽そのもの、その伝統をそのまま、今の私たちに、そして未来へ継承するということになるのですから。
 日本モーツァルト協会の皆さまへ心より感謝をするとともに、再び、コンサートでお会いできますことを心より楽しみにしています。

 私たちの演奏を楽しんでいただけますように!

 心を込めて。

ミカイル・グレヴィチ
ドグマ室内オーケストラ
アーティスティック・ディレクター

ドグマ室内オーケストラ

「最初の一音から最後の一音まで、発見に満ちた本当の旅を味わうことができる」…クレッシェンド誌
「その、繊細かつ、非常に精巧な演奏に、ただただ祝福を贈ることしかできない」…SWR2

 2004年、ヴァイオリニストのミカイル・グレヴィチの呼び掛けにより16名の音楽家により結成。グレヴィチのディレクションの下、若いながらも、すでに国際経験の豊富なタレントたちが集まり、クラシック音楽の新しい解釈による、ユニークなスタイルのコンサートを精力的に行っている。

 かわいらしいドレスや、大胆なスーツで飾り立てられた虚偽の絵画のような音楽ではなく、何にも媚びない、音楽の審美的な部分を追求することをモットーとしている。近代的な観点でその音楽の本質の部分を、まるでベールを剥いでいくように魅惑的に見せるために、音楽史におけるそれぞれの時代で音楽家たちが苦労してきたように、彼らもまた、新しい音楽性を見出すことにおいては一切の努力を惜しむことはない。

 オーケストラ名の「ドグマ」という名前は、1995年に映画監督のラース・フォン・トリアー(映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」等)によって、洗練された映画技術や特殊効果により、映画が劇的で非現実的な展開になることに反対する国際的な運動「ドグマ95」に由来する。

 同じ音楽性を持つ仲間というだけでなく、ソリスト集団であることを強みに、ソリストとしての勢いと、団体としての力強さの融合がこのオーケストラの最大の魅力。ステージでは立奏で演奏、作品に関してのコメントを織り交ぜながら、観客との交歓を常に心掛けている。バロックやロマン派の音楽はもちろん、現代作曲家の曲を取り入れた、バラエティに富んだプログラミングにも定評がある。録音にも積極的で、リリースしたCDは5枚。うち、2タイトルがエコー賞を、また最新盤が2019年オーパス・クラシック賞を受賞している。

中村太地(ヴァイオリン)

2017年“ブラームス国際コンクール”ヴァイオリン部門日本人初優勝

 福岡県北九州市出身、3歳よりヴァイオリンを始める。2017年にブラームス国際コンクールにて日本人初の優勝を飾り、直後に行われたリピツァー国際コンクールでも第3位入賞を果たす。若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクール(最年少ファイナリスト)、ハチャトゥリアン国際音楽コンクール、クライスラー国際コンクールなど数多くの権威ある国際コンクールにて入賞や特別賞を受賞する。
 ブルガリアで行われたシメオノヴァ国際コンクール優勝後には審査委員長A.スタンコフにその才能を認められ、直後にソフィアフィルハーモニー管弦楽団とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を共演し、ヨーロッパ・デビューを果たした。
 モスクワやウィーンの流派を汲み、これまでにアナスタシア・チェボタリョーワや、渡欧後はウィーン国立音楽大学にてミヒャエル・フリッシェンシュラガーに師事。

 これまでに九州交響楽団、名古屋フィルハーモニー管弦楽団、サンクトペテルブルク交響楽団、クラーゲンフルトフィルハーモニー管弦楽団、ソフィアフィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア・ジェルノグルシュカなど多数のオーケストラ及び、大山平一郎、故佐藤功太郎、渡辺一正、曽我大介、S.スムバチャン、A.スタンコフと共演する他、クフモ室内楽音楽祭(フィンランド)に招かれる等、ヨーロッパと日本を中心に活動中。

 2016年度北九州市民文化奨励賞受賞。2018年より株式会社スターフライヤーと音楽家としては初となるスポンサー契約を結び支援を受けている。

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626

※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い

アンコール

パガニーニ:24のカプリースより 第24番 イ短調(中村太地)

グレヴィチ:フーガ – シュムーガ
グレヴィチ:リッスン・トゥ・ザ・ミュージック

注意事項

※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。