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2020年第624回例会(2020/12/4)

演奏会概要

  • 時 間

    2020年12月04日(金) 18:00開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券:全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時45分から販売(学生券あり)

古部賢一 Ken-ichi Furube (オーボエ)
日髙 剛 Takeshi Hidaka (ホルン)
三界秀実 Hidemi Mikai (クラリネット)

松野弘明 Hiroaki Matsuno (ヴァイオリン)
景澤恵子 Keiko Kagesawa (ヴァイオリン)
佐々木 亮 Ryo Sasaki (ヴィオラ)
瀧本麻衣子 Maiko Takimoto (ヴィオラ)
門脇大樹 Hiroki Kadowaki (チェロ)

 

 

当日券の販売について

17時45分から販売いたします。

●全自由席 一般5,000円/学生2,000円

※学生券は25歳以下の小学生・中学生・高校生・大学生・大学院生が対象となります(要学生証)。
※チケット代金のお支払いは現金のみ承ります。
※新型コロナウイルス感染症予防対策の観点から、チケット代金のお支払いにつきましては、お釣りのないよう現金をご準備いただけますと幸いです。

PROGRAMM

《3つの管楽器の物語》

▶オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K370
 Quartett in F für Oboe, Violine, Viola und Violoncello K370
▶ホルン五重奏曲 変ホ長調 K407
 Quintett in Es für Horn, Violine, zwei Violen und Baß K407
▶クラリネット五重奏曲 イ長調 K581
 Quintett in A für Klarinette, zwei Violinen, Viola und Violoncello K 581

 

※当初出演を予定しておりましたハンノ・ドネヴェーグは、新型コロナウイルスの影響による海外からの入国制限措置他により来日を断念することになりました 。このため出演者の一部と曲目を変更して例会を開催いたします。誠に申し訳ございませんが、事情ご賢察の上、ご了承賜りますようお願い申し上げます。

出演者からのメッセージ

 クラリネットは移調楽器です。楽譜に書かれているドの音を演奏すると、実音ではシだったりラだったりが響きます。通常オーケストラで頻繁に使用される楽器がB管(べーかん)とA管(あーかん)なので、クラリネット奏者は2本の楽器を持ち運ばなければなりません。結構重いです。
 ちなみに吹奏楽ではA管が使われることがほとんどないので、世界全体で見るとB管の使用率が圧倒的に高いです。また、B管一本ですべてのレパートリーを演奏することも物理的には可能です。そうした中でA管が生き延びてこられたのは、モーツァルトが五重奏曲と協奏曲を書くにあたってA管を選んだせいかもしれません。ということは、もしこれらの曲がB管のためのものだったら、僕たちは一本の楽器で生活することができたのかもしれないのです!
 ちょっと恨めしい気もしますが(笑)それほど後世に大きな影響を残した名曲を演奏できる喜びを、皆さんと共有できたらと思います。

三界秀実

古部賢一(オーボエ)

 東京芸術大学在学中、22歳で小澤征爾率いる新日本フィルハーモニー交響楽団に首席オーボエ奏者として就任以降、2020年3月まで30年間にわたり大きな功績を残した。同年4月より同団客員首席奏者となる。
 1995年~1996年、アフィニス文化財団海外研修員としてドイツ国立ミュンヘン音楽大学大学院に留学。
 イタリア合奏団、ミラノ・スカラ弦楽合奏団、ザルツブルク室内管、東京フィル、N響室内合奏団など国内外の数多くのオーケストラのソリストとして、また、ハンブルク北ドイツ放送響(現・NDRエルプフィル)、ベルリン・ドイツ響などにも客演首席奏者として招かれるほか、ラ・フォル・ジュルネTOYKO、セイジ・オザワ松本フェスティバル、宮崎国際音楽祭、木曽音楽祭などにもソリスト、室内楽奏者として定期的に出演。ピアノの塩谷哲、ギターの渡辺香津美、鈴木大介、箏の野坂惠璃とのコラボレーションなど、ジャンルを超えた活動も展開している。
 2020年4月より、東京音楽大学准教授。相愛音楽大学非常勤講師、札幌大谷大学芸術学部の客員教授のほか、国際オーボエコンクール・軽井沢、日本音楽コンクール等の審査員をつとめるなど、後進の指導にもあたっている。2000年、第10回出光音楽賞受賞。

©土居政則

日髙 剛(ホルン)

 長崎大学経済学部を卒業後、東京藝術大学、オランダ・マーストリヒト音楽院にてホルンを学ぶ。ホルンをE.ペンツェル、W.サンダース、守山光三、(故)山田眞、(故)田原泰徳の各氏に師事。2000年広島交響楽団に入団、その後日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、NHK交響楽団ホルン奏者を2013年まで歴任した。
 演奏活動は多岐に渡っており、霧島国際音楽祭、木曽音楽祭に出演する他、ホルンとピアノの作品の委嘱初演、音楽と美術のコラボレーション、病院やリハビリテーション施設におけるアウトリーチにも意欲的に取り組んでいる。
 また、海外においてはロサンゼルス、マーストリヒト、ヘルシンキ、台湾、上海にてリサイタルやマスタークラスを開催した。
 現在、東京藝術大学准教授。国立音楽大学講師、名古屋音楽大学客員教授、相愛大学講師、日本センチュリー交響楽団首席客演奏者、ならびに新日本フィルハーモニー交響楽団首席ホルン奏者を務める。ホルンアンサンブル「つの笛集団」、THE HORN QUARTET メンバー。日本ホルン協会常任理事。
 ソロCD「Variation for Horn」「HORIZON」、Etude CD ホルン「コップラッシュ60の練習曲」「ベローリ8つの練習曲」、ホルンアンサンブル The Horn Quartet CD「Sparkling Horns!」をリリース。

三界秀実(クラリネット)

 東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、1989年同大学卒業。安宅賞を受ける。卒業後、読売新人演奏会、及びクラリネット新人演奏会に出演。その後、東京芸術大学大学院では、デトモルト音楽大学のヨースト・ミヒャエルス教授の約1ヵ月に及ぶ集中講議をきっかけとして、Max REGERのクラリネット作品についての研究を行なう。1991年東京芸術大学大学院を修了、新日本フィルハーモニー交響楽団に入団。東京都交響楽団首席奏者を経て現在東京藝術大学准教授。桐朋学園大学非常勤講師を兼任。東京クライス・アンサンブルのメンバー、アール・レスピラン同人、オイロスアンサンブル(木管合奏)、ザ・クラリネットアンサンブル等室内楽での活動も活発に行なう。2002年より宮崎国際音楽祭に、2006年より霧島国際音楽祭に参加。また日本音楽コンクールを始めとする数々のクラリネット部門のコンクール審査員も勤める。2013年にはCD「スパーン・ポイント」」を、2019年には「アーベントリート」をリリースし、共にレコード藝術誌において特選盤に選ばれる等、好評を博す。

松野弘明(ヴァイオリン)

 山梨県甲府市生まれ。6歳の時に才能教育海外派遣メンバーとして、アメリカ、カナダへの海外ツア一に参加。桐朋学園大学在学中、日本音楽コンクール第 3位、東京室内楽コンクールに入選。87年サイトウ・キネン・オーケストラの欧州ツアーに最年少メンバーとして参加。88年ニューイングランド音楽院に留学。在学中ニューイングランド室内楽団でコンサートマスターおよびソリストとして活躍。
 帰国後、ソリストとして、イギリス室内管やカメラータ・ドゥ・ロクセルロワ室内管等ヨーロッパのオーケストラの他、国内主要オーケストラとも共演を重ねる。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団客員コンサートマスター、京都フィルハーモニー室内合奏団ソロコンサートマスターを歴任。多くの指揮者やオーケストラから厚い信頼を寄せられ、ゲスト・コンサートマスターとして多くのオーケストラから招かれている。
 またソロ・リサイタルや室内楽コンサートでも目覚ましく活躍。アイザック・スターン、アレクサンダー・シュナイダーといった 20世紀を代表するアーティスト達とも数多く共演している。古典から現代までに及ぶ幅広いレパートリーとその高度なテクニックに裏付けされた確かな音楽性が各方面から高く評価されている。

景澤恵子(ヴァイオリン)

 函館市生まれ。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学卒業、同学研究科を経て渡仏。パリ市立音楽院、マルメゾン音楽院を満場一致の首席で修了。2007年ジャン・フランセ国際音楽コンクール入賞。
 2008年に帰国し、兵庫県芸術文化センター管弦楽団レジデントプレイヤー、イルミナートフィルハーモニーオーケストラコンサートマスターなどを経て、2019年東京フィルハーモニー交響楽団に入団。第1ヴァイオリン奏者をつとめる。またPMFオーケストラ、小澤征爾音楽塾、水戸室内管弦楽団、宮崎音楽祭管弦楽団などにメンバーとして参加。
 現在、トリトン晴れた海のオーケストラ、サイトウ・キネン・オーケストラ、サントリーホールARKシンフォニエッタメンバー。これまでに徳永二男、Gilles Henry、Roland Daugareil等の各氏に師事。

佐々木 亮(ヴィオラ)

 東京藝大附属高校を経て東京藝術大学卒業。在学中、安宅賞受賞。現音室内楽コンクール第1位、東京国際室内楽コンクール(民音)第2位。92年秋より、ジュリアード音楽院入学。アスペン音楽祭、マルボロ音楽祭に参加。在米中リンカーンセンターでリサイタルの他ソロ、室内楽奏者として全米各地にて活動、内田光子、ヒラリー・ハーン、ナージャ・サレルノ・ソネンバーグ、リン・ハレル、デイヴィッド・ソイヤー等と共演し、好評を博した。また弦楽アンサンブルSejong Soloists, ヴィヴァルディ・ヴィルトゥオージのメンバーとしてカーネギー・ホールなど各地の主要ホールで演奏した。
 掛谷洋三、沢和樹、田中千香士、ドロシー・ディレイ、川崎雅夫の各氏に師事、また室内楽をジェイコブ・ラタイナー、フェリックス・ガリミアの各氏に師事。
 03年帰国。04年NHK交響楽団入団。08年より首席奏者。08年から14年まで岡山潔弦楽四重奏団メンバー。東京クライス・アンサンブルなど室内楽奏者としても幅広く活動している。
 16年9月にはRCA/Sonyよりパーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団、トゥルルス・モルク(vc)との共演によるR.シュトラウスの『ドン・キホーテ』がリリースされた。
 また演奏活動の傍ら桐朋学園大学、洗足学園大学にて後進の指導にも当たっている。

©Taisuke Yoshida

瀧本麻衣子(ヴィオラ)

 東京藝術大学において、菅沼準二、川本嘉子の各氏に師事、卒業後は、シュトゥットガルト音楽大学院にてアンドラ・ダーツィンスに師事。第10回東京音楽コンクール弦楽器部門第3位。ドイツで開催されたCarl-Wendling 室内楽コンクール第3位。
 2006年Quartet Venereとして、ウィーン国立音大室内楽アカデミーにて、Artis-Preis受賞(第1位)。ORF受賞者演奏会に出演。松尾音楽財団の奨学金を受け、様々なコンサートに出演。原村リゾナーレ室内楽セミナーにて奨励賞受賞。
 小澤国際室内楽アカデミー、小澤征爾音楽塾、水戸室内管弦楽団、別府アルゲリッチ音楽祭などに参加。2013年よりサイトウ・キネン・オーケストラに参加している。2010-2012ロームミュージックファンデーション海外派遣奨学生。2014年、Jana Quartetとしてパオロ・ボロチアーニ国際弦楽四重奏コンクールにて、セミファイナリスト。これまでにソリストとして、シュトュットガルト室内楽アンサンブル、新日本フィルハーモニー交響楽団と共演。
 現在は、トリトン晴れた海のオーケストラメンバー、また、室内楽奏者、在京オーケストラにゲスト首席として、度々客演している。

門脇大樹(チェロ)

 東京藝術大学卒業。日本音楽コンクール第3位、ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール第1位など、受賞多数。サイトウキネン若い人のための室内楽セミナー、小澤征爾音楽塾に参加。東京藝術大学卒業後、イタリアへ留学。チェロをフランチェスコ・フェラリーニに、室内楽をロレンツァ・ボッラーニに師事。その後オランダへ渡り、アムステルダム国立音楽院にて研鑽を積む。アンナー・ビルスマのマスタークラスを受講。
 室内楽にも積極的に取り組み、特に東京藝大の同級生である白井圭(vn)、津田裕也(pf)とは在学中よりピアノ・トリオ「トリオ・アコード」を結成。20年10月にベートーヴェンを収録した待望のデビューアルバムをリリースした。
 柳田耕治、雨田一孝、河野文昭、山崎伸子の各氏に、室内楽をゴールドベルク山根美代子、岡山潔の各氏に師事。現在、東京音楽大学伴奏科助手、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650

日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日のみ)
※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い

アンコール

トルコ行進曲 K331

注意事項

【新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、皆様にご理解とご協力をお願い申し上げます】
※ 開場時に検温を行います。37.5度以上の発熱がある方は入場をお断りいたします。
※ 発熱、咳やくしゃみ、喉の痛みなど体調に不安がある方は来場をご遠慮ください。
※ 会場内ではマスクの着用とこまめな手洗いやアルコール消毒をお願いいたします。
※ 出演者への面会はお断りいたします。
※ 出演者への花束・プレゼントはお控えください。
※ 新型コロナウイルスの影響により中止または延期となる場合があります。

※ やむを得ない事情により出演者・曲目を変更する場合がございます。ご了承ください。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮ください。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りいたします。