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2021年第626回例会(2021/02/16)

演奏会概要

  • 時 間

    2021年02月16日(火) 17:45開場/18:30開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券:全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時30分から販売(学生券あり)

渡邊順生 Yoshio Watanabe (チェンバロ)

La Musica Collana
 丸山 韶 Sho Maruyama (ヴァイオリン)
 佐々木梨花 Rika Sasaki (ヴァイオリン)
 佐藤駿太 Shunta Sato (ヴィオラ)
 島根朋史 Tomofumi Shimane (チェロ)

開演時間の変更について

 緊急事態宣言の延長に伴い、20時頃を終演の目途とするため、開演を当初の予定より15分繰り上げ、18時30分開演とさせていただきます。何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

特定非営利活動法人 日本モーツァルト協会

2021年2月3日掲載

PROGRAMM

《バッハへのオマージュ》

▶チェンバロ協奏曲 ニ長調 K107-1
(原曲:J.Chr.バッハ「ピアノ・ソナタ」Op.5-2)
Cembalokonzert in D nach der Klaviersonate op.V,2 von Johann Christian Bach K107-I

▶チェンバロ協奏曲 ト長調 K107-2
(原曲:J.Chr.バッハ「ピアノ・ソナタ」Op.5-3)
Cembalokonzert in G nach der Klaviersonate op.V,3 von Johann Christian Bach K107-II

▶平均律クラヴィーア曲集 第2巻より(J.S.バッハ)

 第2番 ハ短調 前奏曲とフーガ BWV871
 J.S.Bach Preludium and Fuga in c minor BWV871

 第7番 変ホ長調 前奏曲とフーガ BWV876
 J.S.Bach Preludium and Fuga in E flat major BWV876

 第9番 ホ長調 前奏曲とフーガ BWV878
 J.S.Bach Preludium and Fuga in E major BWV878

 第8番 嬰ニ短調 前奏曲とフーガ BWV877
 J.S.Bach Preludium and Fuga in d sharp minor BWV877

 第5番 ニ長調 前奏曲とフーガ BWV874
 J.S.Bach Preludium and Fuga in D major BWV874

▶5つのフーガ
 Fünf Fugen (Johann Sebastian Bach)K405

 ハ短調 K405-1(原曲:BWV871)
 1. nach Fuga in c BWV871 K405-1

 変ホ長調 K405-2(原曲:BWV876)
 2. nach Fuga in Es BWV876 K405-2

 ホ長調 K405-3(原曲:BWV878)
 3. nach Fuga in E BWV878 K405-3

 ニ短調 K405-4(原曲:BWV877)
 4. nach Fuga in dis BWV877 K405-4

 ニ長調 K405-5(原曲:BWV874)
 5. nach Fuga in D BWV874 K405-5

※演奏する曲の順番は当日会場で発表いたします。

※当初出演を予定しておりましたトン・コープマン(チェンバロ)は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う海外からの入国制限措置により、来日できなくなりました。このため出演者を一部変更して例会を開催いたします。誠に申し訳ございませんが、事情ご賢察の上、ご了承賜りますようお願い申し上げます。

出演者からのメッセージ

日本モーツァルト協会のみなさまへ

 このたびは「トン・コープマンの代役を」というお話を頂き、たいへん名誉に感じております。最近はやや疎遠になってしまいましたが、トンは古くからの友人であり、私のオランダ留学中には、非常に有益なアドヴァイスを数多くもらったり、また、私の連れ合いが彼の主宰するアンサンブルに所属していたこともあり、バッハのカンタータや協奏曲などのコンサートに足繁く通ったことなどを懐かしく思い出しました。
 モーツァルトは子供の時にロンドンでクリスティアン・バッハに出会って彼を慕うようになり、その後はエマヌエルやセバスティアン・バッハの作品からも多大な影響を受けました。今回のコンサートは、モーツァルトとバッハ一族の関係に思いを馳せるまたとない機会ともなり、このような機会を与えて下さったことにも深く感謝しております。

渡邊順生

渡邊順生(チェンバロ)

 チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ奏者、指揮者として活躍。論文執筆や楽譜校訂も手がける。2010年度サントリー音楽賞受賞。1950年鎌倉の生まれ。一橋大学社会学部卒業。アムステルダム音楽院にてソリスト・ディプロマ及びプリ・デクセランスを取得。小林道夫、グスタフ・レオンハルトらにチェンバロを師事。フランス・ブリュッヘン、アンナー・ビルスマ、ジョン・エルウィス、マックス・ファン・エグモント等、欧米の名手・名歌手たちと多数共演。2017年及び19年には、フラウト・トラヴェルソのバルトルド・クイケンと共演して好評を博した。また、2019年1月に指揮したモンテヴェルディのオペラ《ポッペアの戴冠》(大阪・いずみホール)は三菱UFJ信託音楽賞奨励賞を受賞した。
 ソニー、創美企画、コジマ録音、セシル・レコードより多数のCDをリリース。『モーツァルト:フォルテピアノ・デュオ』[共演:崎川晶子](コジマ録音、2006)及び『フレスコバルディ/フローベルガー:チェンバロ作品集』(コジマ録音、2016)でレコード・アカデミー賞を受賞した。著書『チェンバロ・フォルテピアノ』(東京書籍、第3刷2009)は初期鍵盤楽器に関する包括的な解説書・研究書として、各方面で大きな反響を呼んだ。また2016年秋に上梓した『バッハ・古楽・チェロ~アンナー・ビルスマは語る~』(アルテス・パブリッシング、2016)もまた新聞・雑誌等で絶賛された(2020年春に改訂版を出版)。校訂楽譜としては、全音楽譜から、《幻想曲とソナタK.475+457》(1995)及び《トルコ行進曲付きソナタ》(2016)[共にモーツァルトの自筆譜に基づく]を出版している。現在、上野学園大学客員教授、東京音楽大学、桐朋学園大学講師。

丸山 韶(ヴァイオリン)

 横浜市出身。神奈川県立弥栄高等学校音楽コースを経て、京都市立芸術大学を首席で卒業。京都市長賞、京都音楽協会賞を受賞。東京藝術大学別科古楽科修了。数多くのコンクールで優勝。アムステルダム コンセルトヘボウ、ブダペスト マーチャーシュ聖堂、ヴァチカン サン・ピエトロ大聖堂 、ローマ サン・パオロ大聖堂での演奏のほか、NHK Eテレ「ららら♪クラシック」、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」に出演するなど、国内外で活躍している。「バッハ・コレギウム・ジャパン」、「オーケストラ・リベラ・クラシカ」、「レ・ボレアード」などの古楽団体のメンバー。古楽アンサンブル「コントラポント」コンサートマスター。古楽オーケストラ「La Musica Collana」ディレクター、ソロ・コンサートマスター。「Ensemble LMC」 リーダー。「Trio Ace」ヴァイオリン奏者。ソロCDアルバム「Con affetto」、「Frenesia」を299MUSICよりリリース。

佐々木梨花(ヴァイオリン)

 仙台市出身。 4歳からヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校音楽科経て、桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。 ヴァイオリンをHenrich Tatar、勅使河原真実、辰巳明子、豊田弓乃各氏に、室内楽を 豊田弓乃、藤原浜雄、毛利伯郎、白尾彰、篠﨑史子、藤井一興、堤剛の各氏に師事。 バロックヴァイオリンを若松夏美氏に師事。古楽オーケストラLa Musica Collanaとして公演、TV収録に参加。クァルテット・ナトゥーラメンバー。現在、東京藝術大学大学院修士課程(バロックヴァイオリン)に在籍中。

佐藤駿太(ヴィオラ)

 1993年生まれ。4歳からヴァイオリンを始め、関尚子、岩崎裕子、久保良治、篠崎史紀、堀正文の各氏に師事。ピリオド楽器と奏法を戸田薫、寺神戸亮、若松夏美、パトリック・コーエン=アケニヌ氏の各氏に師事、ヴィオラ・ダ・ガンバをエマニュエル・ジラール氏に師事。また指揮法を根本卓也氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を経て、桐朋学園大学音楽学部ヴァイオリン専攻を卒業、バロック・ヴァイオリン副専攻修了。東京藝術大学大学院バロックヴァイオリン専攻修士課程を修了後、フランスに渡りヴェルサイユ地方音楽院研究科に2年間在学し今年修了。在仏中はヴェルサイユ・バロック音楽研究センターが主催するヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂木曜演奏会、パトリック・コーエン=アケニヌ氏の主宰する鏡の回廊での「王室の夜会」に多数出演。現在、ロココ趣味音楽の研究に力を入れている。

島根朋史(チェロ)

 ヒストリカル・チェロ、現代のチェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバを操る三刀流奏者。18~19世紀の奏法研究における音楽博士。附属高校を経て、東京藝術大学、同大学院修士課程卒業。パリ・エリック・サティ音楽院修了。2020年3月、東京藝術大学大学院にて、博士号(音楽・チェロ)を取得。同声会賞、大学院アカンサス音楽賞を受賞。古楽オーケストラ La Musica Collana首席奏者、サブ・ディレクター。同団にて NHK「ららら♪クラシック」に出演、演奏と解説を務めた。その他、Trio Ace、オーケストラ・リベラ・クラシカ、レ・ボレアードなど各メンバー。日本弦楽指導者協会正会員。パリ・スービズ邸、及び東京文化会館にてソロ・リサイタルを開催。2019年5月にリリースした、チェロとヴィオラ・ダ・ガンバの無伴奏作品を集めたソロCD「Les Monologues」は、読売新聞、月刊サライ、音楽現代において推薦盤、レコード芸術において準特選盤、月刊Stereoにて優秀録音盤に選出された。

チケット取り扱い

日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日のみ)

注意事項

【新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、皆様にご理解とご協力をお願い申し上げます】
※ 開場時に検温を行います。37.5度以上の発熱がある方は入場をお断りいたします。
※ 発熱、咳やくしゃみ、喉の痛みなど体調に不安がある方は来場をご遠慮ください。
※ 会場内ではマスクの着用とこまめな手洗いやアルコール消毒をお願いいたします。
※ 出演者への面会はお断りいたします。
※ 出演者への花束・プレゼントはお控えください。
※ 新型コロナウイルスの影響により中止または延期となる場合があります。

※ やむを得ない事情により出演者・曲目を変更する場合がございます。ご了承ください。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮ください。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りいたします。