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2021年第630回例会(2021/6/22)

演奏会概要

  • 時 間

    2021年06月22日(火) 18:00開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券:全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時45分から販売(学生券あり)

金川真弓 Mayumi Kanagawa(ヴァイオリン)
島田彩乃 Ayano Shimada(ピアノ)

 

PROGRAMM

《洗練と情熱のソナタ》

▶ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K301
 Sonate in G für Klavier und Violine K301
▶ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K377
 Sonate in F für Klavier und Violine K377
▶ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K304
 Sonate in e für Klavier und Violine K304
▶ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K526
 Sonate in A für Klavier und Violine K526

※当初発表したプログラムの順番に変更が生じました。チラシに掲載されている曲順と異なりますので、ご留意ください。

出演者からのメッセージ

 約二年前、最初にこのコンサートのお話を頂きました時、ホールに入ることすらが難しい今の世の中を誰も想像はしていませんでした。昨年の三月にはあっという間に先も見えず、公演はすべてなくなり、毎日の練習に疑問すら感じるようになりました。誰が誰のために作った目標を目指して私は日々過ごしているのか。
 しかし徐々に、浮き沈みは常にありますが、もっと現在を生きようと考えるようになりました。
 計画することも夢を持つこともとても良いことですし大切ですが、実際の未来は誰にもわかりません。なので今日の自分が音楽の中にどのようなものを見つけるかをよく聞きながら、そしてそれを探したいと思う気持ちから練習するようになりました。
 モーツァルトはとても現在を生きていたと感じます。先への計算や野望などより、身の回りで起こっていることを多く吸収しながら自分への耳を澄ませて書いた音楽が、時代や流行を超えて伝わります。この公演で最初にお届けするのは、実際には300曲以上の作品をすでに作曲していたものの、モーツァルトの作品1として出版されたK301のソナタです。ドン・ジョヴァンニと同時に作曲したK526まで、彼の人生の大部分にまたがるプログラムをぜひお楽しみください。

金川真弓

金川真弓(ヴァイオリン)

 2019年チャイコフスキー国際コンクール第4位、2018年ロン=ティボー国際音楽コンクール第2位入賞および最優秀協奏曲賞を受賞し、一躍注目を集める。
 これまでに、プラハ放送響、マリインスキー劇場管、ドイツ・カンマーフィル、フィンランド放送響、ベルギー国立管、フランス国立ロワール管、モスクワ・フィル等と、日本では、読響、都響、名古屋フィル、札響、山響、広響に客演し、ハンヌ・リントゥ、セバスティアン・ヴァイグレ、ユーリ・シモノフ、パスカル・ロフェ、アレクサンダー・シェリー、ヒュー・ウルフ、モデスタス・ピトレナス、飯森範親、秋山和慶、小泉和裕、川瀬健太郎等の指揮者と共演。トランス=シベリア芸術祭やヴェルビエ音楽祭等にも出演している。2020/21シーズンは、ウィグモア・ホールへのデビューのほか、今後は京都市響や九響との初共演が予定されている。
 ドイツ生まれ。4歳から日本でヴァイオリンを始め、その後ニューヨークを経て、12歳でロサンゼルスに移り、現在はベルリンを拠点にする。ハンス・アイスラー音楽大学でコリヤ・ブラッハーに、また名倉淑子、川崎雅夫、ロバート・リプセットの各氏に師事。
 使用楽器は、ドイツ演奏家財団のドイツ国家楽器基金から貸与されたペトラス・グァルネリウス(マントヴァ、17世紀後半製作)。

ⓒKaupo Kikkas

島田彩乃(ピアノ)

 桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業。パリ国立高等音楽院、同研究課程、エコールノルマル音楽院修了。その後、文化庁海外留学制度研修員としてライプツィヒ音楽大学にて研鑽を積む。これまで、ジャン・フランセ国際音楽コンクール第1位、シドニー国際ピアノコンクール第4位および特別賞をはじめ、国内外数々のコンクールにて優勝、入賞。 これまでに、東京フィル、九響、シドニー響、ヨハネスブルグ響等と共演し、NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」、NHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」等、TV・ラジオにも出演。
 ファーストCD『ドビュッシー/デュティユー/ラヴェル』(2006)は作曲家デュティユー氏本人から賛辞が贈られ、また、セカンドCD『ブラームス:ピアノ作品集』(2019)はレコード芸術誌にて特選盤に選出されるなど、各CD共に高い評価を得る。
 ソロのみならず室内楽奏者としても精力的に取り組み、国内外アーティストと多数共演、厚い信頼を得ている。上野学園大学講師、コンクール審査など後進の指導にも力を注ぐ。欧州のフェスティバルやリサイタル、マスタークラス講師等、海外でも活動を展開中。

◆オフィシャルサイト→ https://www.ayanoshimada.com/

ⓒToru Hiraiwa

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
パシフィック・コンサート・マネジメント 03-3552-3831(平日のみ)
日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日のみ)

アンコール

サラサーテ:《魔笛》の主題による演奏会用幻想曲 Op.54 より抜粋

注意事項

【新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、皆様にご理解とご協力をお願い申し上げます】
※ 開場時に検温を行います。37.5度以上の発熱がある方は入場をお断りいたします。
※ 発熱、咳やくしゃみ、喉の痛みなど体調に不安がある方は来場をご遠慮ください。
※ 会場内ではマスクの着用とこまめな手洗いやアルコール消毒をお願いいたします。
※ 出演者への面会はお断りいたします。
※ 出演者への花束・プレゼントはお控えください。
※ 新型コロナウイルスの影響により中止または延期となる場合があります。

※ やむを得ない事情により出演者・曲目を変更する場合がございます。ご了承ください。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮ください。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りいたします。