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2021年第633回例会(2021/11/4)

演奏会概要

  • 時 間

    2021年11月04日(木) 18:00開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券:全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時45分から販売(学生券あり)

佐藤卓史 Takashi Sato(ピアノ)

NHK交響楽団メンバー
 森田昌弘 Masahiro Morita(ヴァイオリン)
 三又治彦 Haruhiko Mimata(ヴァイオリン)
 御法川雄矢 Yuya Minorikawa(ヴィオラ)
 宮坂拡志 Hiroshi Miyasaka(チェロ)

PROGRAMM

《室内楽によるピアノ協奏曲 Ⅱ》

▶ピアノ・ソナタ ハ長調 K545
 Klaviersonate in C K545
▶ピアノ協奏曲 第11番 へ長調 K413(ピアノ五重奏版)
 Klavierkonzert in F K413
▶ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K415(ピアノ五重奏版)
 Klavierkonzert in C K415

※当初出演を予定しておりましたアレクサンダー・クリッヒェル(ピアノ)は、新型コロナウイルスの世界的感染拡大と入国制限措置の継続により、残念ながら来日を断念することになりました。代わりまして佐藤卓史(ピアノ)が出演いたします。誠に申し訳ございませんが、事情ご賢察の上、ご了承賜りますようお願い申し上げます。

出演者からのメッセージ

 モーツァルトは、多くのピアニストにとって特別に難しい作曲家です。幼い頃には何の迷いもなく弾けていたのに、あるときから急に弾けなくなる、とは誰が言い出したのでしょうか。私もそうでした。練習すればするほど音楽から遠ざかっていくように感じ、本番では必ず事故発生。モーツァルトを弾くときは博打を打つような気分でした。

 「ソナタ第4番」K282が藝高入試の課題曲に指定されるに及んで、藁をもつかむ思いで手当たり次第にモーツァルトに関する本を読み始めました。そのとき出会ったのがJ.-V.オカールの『比類なきモーツァルト』。今読み返しても、いったいこの本のどこにそんなに感銘を受けたのかわからないのですが、15歳の私はいたく得心し、モーツァルトの核心を掴んだ気になって、お守りのように試験会場まで携えていったのでした。

 本当の意味で「モーツァルトの弾き方」がわかったのは、小倉貴久子先生との出会い、ロバート・レヴィン教授の薫陶を経た後のことでしたが、そのお話はまたいつか別の機会に…。

 歴史ある日本モーツァルト協会例会にお招きいただきましたこと、至極光栄に存じます。

佐藤卓史

佐藤卓史(ピアノ)

 秋田市出身。高校在学中の2001年、日本音楽コンクールで第1位。東京藝術大学を首席で卒業後渡欧、ハノーファー音楽演劇大学ならびにウィーン国立音楽大学で研鑽を積む。その間、2007年シューベルト国際コンクール第1位、2010年エリザベート王妃国際コンクール入賞、2011年カントゥ国際コンクール第1位など受賞多数。ウィーン楽友協会をはじめとするヨーロッパの主要コンサートホールのほか、2011年にはシリア・ダマスカスのダール・アル・アサド文化芸術劇場でソロ・リサイタルを開催した。これまでにNHK交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、広島交響楽団、シドニー交響楽団、ベルギー国立管弦楽団等と共演。2007年にソロデビューアルバム「ラ・カンパネラ~珠玉のピアノ小品集」(ナミ・レコード)をリリース以来、レコーディング活動にも力を入れており、日本と欧州で多数のCDを発表。2014年より「佐藤卓史シューベルトツィクルス」を展開、ライフワークとしてシューベルトのピアノ曲全曲演奏に取り組んでいる。室内楽、作編曲など幅広い分野で活躍している。
www.takashi-sato.jp

©Takaaki Hirata

森田昌弘(ヴァイオリン)

 北海道出身。4歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学音楽学部在学中より在京オーケストラのゲスト・アシスタント・コンサートマスターなどを務め、同大学卒業後、1995年NHK交響楽団に入団。現在ヴァイオリン次席奏者。山下浩司、辰巳明子の各氏に師事。ピアノのシャルルーリシャール=アムラン、ヴァイオリンのサラ・チャン等国内外の著名なアーティストと共演や、N響メンバーによる室内合奏団他オーケストラとの協奏曲の共演も行い、いずれも好評を得た。2019NHK大河ドラマ「いだてん」等の劇伴レコーディング等、森田ストリングスのリーダーとして録音活動も行っている。桐朋学園オーケストラアカデミー、桐朋学園オーケストラの招聘講師。

三又治彦(ヴァイオリン)

 宮城県出身。桐朋学園大学音楽学部卒業。2005年、ライプツィヒ室内管弦楽団と共演。2006年NHK交響楽団に入団。現在ヴァイオリン次席奏者。2008年にはハマのJACK(現在は特定非営利活動法人)を仲間とともに立ち上げ、未来の音楽家支援プロジェクト「金の卵ソリストオーディション」、家族で楽しめる音楽プロジェクト、こどもや障碍者が楽しめる地域コンサート「クリスマスキャロル」等、精力的に音楽コンサートやワークショップを開催している。NPO法人ハマのJACK理事長。

御法川雄矢(ヴィオラ)

 10歳よりヴァイオリンを始め、その後、ヴィオラに転向。2003年桐朋学園大学音楽部卒業。在学中の2001年にピアニストの村上弦一郎氏と共にGEN室内管弦楽団を立ち上げる。2009年にNHK交響楽団入団。2011年8月エレメンツ・クァルテット台湾公演を行い地元メディアにも大きく取り上げられた。これまでにヴァイオリンを市川映子、ヴィオラを江戸純子、指揮を堤俊作、室内楽を青木十良の各氏に師事。小松亮太オルケスタ・ティピカ、エレメンツ・クァルテットのメンバーとしての活動の他、指揮者としても活躍している。

宮坂拡志(チェロ) 

 東京都出身。4歳半よりチェロを始める。桐朋学園大学音楽学部卒業を卒業。その後、N響アカデミーを経て、現在NHK交響楽団チェロ奏者。これまでにプロジェクトQ、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト、小澤征爾、ロストロポーヴィッチの各氏によるコンサートキャラバン、宮崎国際音楽祭、水戸室内管弦楽団、軽井沢国際音楽祭等に出演。2010年アフィニス文化財団の海外研修員としてミュンヘン音楽大学へ留学。チェロを木越洋、堤剛、ウェン=シン・ヤンの各氏に師事。

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日)

※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い

アンコール

クーラウ:《ドン・ジョヴァンニ》の主題によるロンド

注意事項

※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。