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2022年第637回例会(2022/3/3)

演奏会概要

  • 時 間

    2022年03月03日(木) 18:00開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券:全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時45分から販売(学生券あり)

イリーナ・メジューエワ Irina Mejoueva(ピアノ)

 

PROGRAMM

《モーツァルトの肖像》

▶ピアノ・ソナタ 変ホ長調 K282
 Klaviersonate in Es K282
▶幻想曲 ハ短調 K396
 Fantasie in c K396
▶ピアノ・ソナタ イ短調 K310
 Klaviersonate in a K310
▶ロンド イ短調 K511
 Rondo in a K511
▶グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K356
 Adagio in C für Glasharmonika K356
▶ピアノ・ソナタ ハ長調 K330
 Klaviersonate in C K330

※当初出演を予定しておりましたフランソワ・デュモンは、オミクロン株の世界的感染拡大と入国制限措置の影響を受け、残念ながら来日を断念することになりました。このため出演者と曲目の一部を変更して例会を開催いたします。誠に申し訳ございませんが、事情ご賢察の上、ご了承賜りますようお願い申し上げます。

出演者からのメッセージ

 この度、突然思いがけない形で日本モーツァルト協会の例会に出演することになりました。2015年に初めて例会で演奏した時のことは、とても良い思い出として心に刻まれており、再出演の機会をいただいたことは本当に名誉なことで、嬉しく思います。

 今回はソナタ3曲をメインとしたプログラムをお聞きいただきます。前半は、小規模ながらモーツァルトらしい魅力の詰まった変ホ長調ソナタ(K282)のあと、ハ短調ファンタジー(K396)の深遠な世界を挟んで、イ短調ソナタ(K310)を配置しました。このイ短調ソナタは、モーツァルトの「絶望」や「哀しみ」が前面に押し出された音楽で、疾走する「パトス」の表現が最大の魅力です。

 後半は、モーツァルトの孤独の極致ともいうべきイ短調ロンド(K511)と、晩年の透明な諦観に満ちた「グラスハーモニカのためのアダージョ」(K356)に続くメインとして、ハ長調ソナタ(K330)を演奏します。まるでオペラのような、登場人物たちが入れ替わり立ち替わりドラマを展開してゆくような、モーツァルト音楽のエッセンスが凝縮された傑作ソナタで、私の大好きな作品のひとつです。

 モーツァルト作品のみによるリサイタルは、ある意味でチャレンジングであると同時に、音楽家にとって最高にやり甲斐のある仕事でもあります。このような貴重な機会を与えていただいたことに感謝しつつ、皆様に楽しんでいただけるよう精一杯演奏したいと思います。

イリーナ・メジューエワ

イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

 ロシア出身。モスクワのグネーシン特別音楽学校とグネーシン音楽大学(現ロシア音楽アカデミー)でウラジーミル・トロップに師事。1992年ロッテルダム(オランダ)で開催された第4回エドゥアルド・フリプセ国際コンクールでの優勝後、オランダ、ドイツ、フランスなどで公演を行う。
 1997年からは日本を本拠地として活動。2002年、スタインウェイ・ジャパンによる国内コンサートツアー。2003年、サンクトペテルブルク放送交響楽団と日本国内4都市で共演したほか、2005~06年にはザ・シンフォニーホール(大阪)で4回にわたるリサイタル・シリーズに出演。2006年からは毎年京都でリサイタルを開催。日本デビュー20周年を迎えた2017/18年のシーズンには東京文化会館・小ホールでシリーズ演奏会(全3回)を開催するなど、精力的な演奏活動を展開している。
 これまでにロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団、ロシア・シンフォニーオーケストラ、高雄市交響楽団(台湾)、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、オーケストラAfiA、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、京都市交響楽団、日本センチュリー交響楽団、大阪交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、テレマン室内管弦楽団、九州交響楽団、広島交響楽団、山形交響楽団などと共演。
 CD録音にも精力的で、これまでに多数のアルバムをリリース。「ショパン:ノクターン全集」(若林工房)は2010年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)に輝く。
 2006年度青山音楽賞受賞。2015年、第27回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(クラシック部門、独奏・独唱部門)受賞。
 著書に「ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ」、「ショパンの名曲」(いずれも講談社現代新書)。
オフィシャルサイト: http://www.mejoueva.net/

©奥村和泰

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日のみ)

アンコール

ピアノ・ソナタ ヘ長調 K332より 第2楽章

注意事項

【新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、皆様にご理解とご協力をお願い申し上げます】
※ 開場時に検温を行います。37.5度以上の発熱がある方は入場をお断りいたします。
※ 発熱、咳やくしゃみ、喉の痛みなど体調に不安がある方は来場をご遠慮ください。
※ 会場内ではマスクの着用とこまめな手洗いやアルコール消毒をお願いいたします。
※ 出演者への面会はお断りいたします。
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※ 新型コロナウイルスの影響により中止または延期となる場合があります。

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※ 10歳以下の方の入場はご遠慮ください。
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