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2024年第656回例会(2024/2/1)

演奏会概要

  • 時 間

    2024年02月01日(木) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券:全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売終了
    ※当日券:17時45分から販売(学生券あり)

アレッシオ・アレグリーニ Alessio Allegrini(ホルン)

篠原智子 Tomoko Shinohara(ヴァイオリン)
松岡麻衣子 Maiko Matsuoka(ヴァイオリン・ヴィオラ)
吉田有紀子 Yukiko Yoshida(ヴィオラ)
辻本 玲 Rei Tsujimoto(チェロ)

PROGRAMM

《旧友ロイトゲープのホルン》

▶アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K525
 Serenade in G Eine kleine Nachtmusik K525
▶ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 K417(室内楽編曲版)
 Hornkonzert Nr.2 in Es K417
▶ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K447(室内楽編曲版)
 Hornkonzert Nr.3 in Es K447
▶ホルン五重奏曲 変ホ長調 K407
 Quintett in Es für Horn, Violine, zwei Violen und Baß K407

出演者からのメッセージ

日本モーツァルト協会の皆さま

 こうして再び日本モーツァルト協会の例会で演奏できることを嬉しく思います。前回、ホルン協奏曲全曲と交響曲第33番のプログラムで素晴らしい経験をさせていただき、皆さんの温かさや親しみ深さに触れたことをよく覚えています。
 今回、私たちは忘れ難いモーツァルトの新たな1ページを共に刻みます。とりわけ室内楽編曲版のホルン協奏曲第2番は、私たちをモーツァルトの心の奥深くへと誘うでしょう。
 モーツァルトの傑作を皆さんの前で演奏することは、世界各地で演奏活動を行うアーティストたちにとって、キャリアの中の頂点だと言っても過言ではありません。そんな瞬間を想像するだけでわくわくします。日本は世界中で一流だけが許される最も憧れの場所です。そしてそれは、勤勉さと自覚、世界中の文化や言語の研究を通じて自らを高め続けてきた皆さんのおかげなのです。
 私はどのコンサートでも、どんな場所でも自分自身のベストを尽くすように努めています。しかし日本では、奇跡を創造できる可能性を感じます。それは、目の前で聴いてくださる皆さんが世界で最も教養があり、心から音楽を感じてくださるからなのです。
 演奏家にとって、頭で考えて勉強するだけでは十分ではありません。ギリシア悲劇のように、人々を神々に近づけるパトスを生み出すためには、観客に貢献し、巻き込むことが必要なのです。ギリシア悲劇のようなクライマックスに到達するために、日本の聴衆の皆さんと一体になれることを期待しています!

アレッシオ・アレグリーニ

アレッシオ・アレグリーニ(ホルン)

 ヒューマンライツ・オーケストラの創設者&音楽監督。ソリストおよび首席奏者として数々の世界的指揮者と共演を重ね、これまでに、クラウディオ・アバド、カルロ・マリア・ジュリーニ、ダニエル・バレンボイム、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、ロリン・マゼール、チョン・ミョンフン、マリス・ヤンソンス、ジェフリー・テイト、ワレリー・ゲルギエフ、サイモン・ラトル、アントニオ・パッパーノ、リッカルド・ムーティ等と共演している。

 1997年プラハの春国際音楽コンクール優勝、1999年ミュンヘン国際音楽コンクール最高位(1位無し2位)受賞。ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を8年間務めた後、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演奏者として1年間活動した。アバドの信頼を得て長年モーツァルト管弦楽団の首席奏者を務め、この間に録音活動も行う。いずれもドイツ・グラモフォンよりクラウディオ・アバド指揮モーツァルト管弦楽団との共演で、2011年に『モーツァルト:ホルン協奏曲集』、『モーツァルト:協奏曲集』(管楽器のための協奏交響曲K.297b)、『J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集』(ブランデンブルク協奏曲第1番)をリリース。

 ソリストとして、アントニオ・パッパーノ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団との共演でエリオット・カーターのホルン協奏曲のヨーロッパ初演を行った。また、ブリテンのセレナードをテノールのイアン・ボストリッジとローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団と共演した。このほか、マントヴァ室内管弦楽団、バーデン=バーデン・フィルハーモニー管弦楽団、バーリ・ペトゥルッツェッリ劇場管弦楽団、ハンブルク交響楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団、フェニーチェ劇場管弦楽団、カリアリ・リリコ劇場管弦楽団等のオーケストラと共演している。

 2013年にカリアリ・リリコ劇場管弦楽団でワーグナーとブラームスのオーケストラ・レパートリーを指揮しデビュー、絶賛される。以降イタリアで吹き振りを始め、マルキジャーナ・フィルハーモニー管弦楽団、イ・ソリスティ・アクイラーニ、イ・ポメリッジ・ムジカーリ等のオーケストラと共演し、マリア・ジョアン・ピリス、エレーヌ・グリモー、イザベル・ファウスト、イリア・グリンゴルツ、イモージェン・クーパー、テオ・ゲオルギュー等とコラボレートしている。

 近年は、ルツェルン室内管弦楽団との共演や、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団とモーツァルトのホルン協奏曲全曲を吹き振りした(日本モーツァルト協会第599回例会)。またジェフリー・テイトの代役としてハンブルク交響楽団に登場し、エルガー、ハイドン、ベートーヴェンを指揮。好評を得てすぐさま2019年の定期演奏会を再び指揮した。ソリストとしては、ウィーン交響楽団、広島交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団等と共演している。2020年には、ダニエレ・ガッティ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団とR.シュトラウスのホルン協奏曲第2番で共演した。

 2004年よりローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団の首席奏者として活躍し、ルツェルン祝祭管弦楽団の首席奏者も務める。スヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院教授。

ⓒRiccardo Musacchio MUSA

篠原智子(ヴァイオリン)

 桐朋学園大学音楽学部弦楽器科卒業。同研究科修了。全日本学生音楽コンクール全国大会中学校の部第1位、併せて東儀賞、兎束賞を受賞。摂津音楽祭にて金賞、大阪府知事賞を受賞。日本モーツァルトコンクール入賞。名古屋国際音楽コンクールにて奨励賞、ヤマハ賞を受賞。久保田良作、辻井淳、小栗まち絵、名倉淑子、堀正文の各氏に師事。
 これまでに、日本センチュリー交響楽団等と共演のほか、セイジ・オザワ松本フェスティバ ル、東京のオペラの森、水戸室内管弦楽団等に出演している。
 現在、東京都交響楽団第1ヴァイオリン奏者。

©堀田力丸

松岡麻衣子(ヴァイオリン・ヴィオラ)

 桐朋女子高等学校音楽科を経て同大学音楽学部演奏学科卒業、同大学研究科修了。インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー(フランクフルト音楽・舞台芸術大学)にて研鑽を積む。日本現代音楽協会主催演奏コンクール「競楽XI」第2位。ヴァイオリンを故江藤俊哉、江藤アンジェラ、故小林健次、ジャグディッシュ・ミストリーの各氏に師事。室内楽ではミゲル・ダ・シルヴァや北浜玲子各氏の薫陶を受ける。
 これまでにアンサンブル・リネア、アンサンブル・インターフェース、トリオ・シュトイアーマンでヴァイオリニストを務めた他、アンサンブル・モデルン、アンサンブル・レゾナンツ、アンサンブル・ノマド等の演奏団体に客演。ダルムシュタット夏期現代音楽週間、ザルツブルク音楽祭、統営国際音楽祭、「秋吉台の夏」現代音楽セミナー&フェスティバル、サントリーサマーフェスティバル他、各地の音楽祭に出演。
 現代音楽を中心に演奏活動を行い、新作初演に多数携わる。クラリネット三重奏団のフィディアス・トリオ、Ensemble Toneseek、びわ湖芸術文化財団レジデント・アーティスト・ルリトラノオ弦楽四重奏団メンバー。成徳短期大学非常勤講師。

吉田有紀子(ヴィオラ)

 桐朋学園大学音楽学部を経て同大学研究科修了。これまでヴァイオリンを天満敦子、鷲見健彰、ヴィオラを岡田伸夫の各氏に師事。
 1994年クァルテット・エクセルシオを結成。第2回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第2位、第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位、併せてS・シャリーノ特別賞、第19回新日鉄音楽賞(現・日本製鉄音楽賞)「フレッシュアーティスト賞」、第16回ホテルオークラ音楽賞、青山音楽奨励賞(現バロックザール賞)受賞。セイジ・オザワ松本フェスティバル、草津夏季国際音楽アカデミー&フェスティヴァルなどの音楽祭に参加。クァルテット・エクセルシオを中心に幅広く活動している。J:COM浦安音楽ホールレジデンシャル・アーティスト。東京藝術大学及び同付属音楽高等学校非常勤講師。

辻本 玲(チェロ)

 東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業後、シベリウス・アカデミー、ベルン芸術大学に留学。第72回日本音楽コンクール第2位(「聴衆賞」受賞)。2007年度青山音楽賞新人賞受賞。09年ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第3位入賞(日本人最高位)。13年第12回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。サイトウ・キネン・オーケストラ、東京・春・音楽祭、アルカス佐世保のレジデンス・カルテットに参加、チェロ四重奏団「クァルテット・エクスプローチェ」、「ひばり弦楽四重奏団」、水戸芸術館・新専属楽団「カルテットAT水戸」などの室内楽でも活動。19年ソロCD『オブリヴィオン』をリリース(「レコード芸術」誌特選盤)。
 これまでに、NHK交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、ロシア国立交響楽団、ベルリン交響楽団等と共演。メタ・ワッツ、オーランド・コール、川元適益、上村昇、山崎伸子、アルト・ノラス、アントニオ・メネセスの各氏に師事。
 使用楽器は宗次コレクションより1730年製作のアントニオ・ストラディヴァリウスを、弓は匿名のコレクターよりTourteを、特別に貸与されている。
 現在、NHK交響楽団首席チェロ奏者を務める。

チケット取り扱い

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日)

※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い

アンコール

ロッシーニ:ラ・グランデ・ファンファーレ
(arrangiert von Hermann Baumann / Alessio Allegrini)

注意事項

※ マスクの着用は個人のご判断に委ねます。
※ フラボー等の声援をされる際は、マスクの着用をお願いいたします。
※ 感染予防のため、手洗いや指先のアルコール消毒にご協力ください。

※ やむを得ない事情により出演者・プログラムを変更する場合がございます。ご了承ください。
※ 10歳未満の方の入場はご遠慮ください。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りいたします。