ケーゲルシュタット・トリオ The Kegelstatt Trio
セーレン=フィリップ・ブリクス・ハンセン(クラリネット)
Søren-Filip Brix Hansen(Klarinette)
イーベン・テイルマン(ヴィオラ)*
Iben Teilmann(Viola)
グスタフ・ピークト(ピアノ)*
Gustav Piekut(Klavier)
《モーツァルトへのオマージュ》
▶8つの小品 Op.83(M.ブルッフ)
Acht Stücke Op.83
▶おとぎ話 Op.132(R.シューマン)
Märchenerzählungen Op.132
▶ケーゲルシュタット・トリオ 変ホ長調 K498
Trio in Es für Klavier, Klarinette und Viola K498
後援:デンマーク王国大使館
*当初出演を予定しておりましたシャーロット・ターニング(ピアノ)は、健康上の理由により来日できなくなりました。代わりましてグスタフ・ピークト(ピアノ)が出演いたします。変更後の出演者のプロフィールは以下をご覧ください。度重なる出演者の変更で皆様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。[2025.12.26 掲載]
*当初出演を予定しておりましたマリー・ルイーセ・ブロホルト・イェンセン(ヴィオラ)は、本人の都合により来日できなくなりました。代わりましてイーベン・テイルマン(ヴィオラ)が出演いたします。何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。[2025.11.14 掲載]
※出演者変更によるチケットの払い戻しはございません。
2018年に結成されたデンマークを代表する3人の音楽家によるトリオ。名称はモーツァルトの名高い室内楽曲《ケーゲルシュタット・トリオ》に由来する。クラリネット、ヴィオラ、ピアノという稀少な編成を専門とし、限られた既存のレパートリーを深めるとともに、アナス・コッペル、エドワード・スマルドーネ、吉田文ら現代作曲家に新作を委嘱している。
1986年生まれ。デンマーク王立音楽院およびニューヨークのアーロン・コープランド音楽院クイーンズ・カレッジで学び、2016年に大学院課程を修了。ヨーゲン・ミッサー・イェンセン、ジョン・クルーゼ、チャールズ・ナイディック、アンドレアス・スンデーンに師事。マルティン・フレスト、ヴォルフガング・マイヤー、フィリップ・ベロ、ミシェル・アリニョン、ヤフダ・ギラッドらのマスタークラスにも参加している。2015年よりデンマーク王立吹奏楽団のクラリネット奏者を務め、デンマーク国内の主要オーケストラ、デンマーク王立管弦楽団、アンサンブル・ストルストロム、ヘルシンボリ交響楽団などでも演奏してきた。デンマーク王立近衛兵吹奏楽団やデンマーク国立交響楽団のソリストとしても出演している。エドワード・スマルドーネ、アナス・コッペル、吉田文、ジョナサン・メスタートン=ピッター、ベンヤミン・デ・ムラスキン、ナヤ・シールといった作曲家たちが彼のために室内楽や協奏曲を作曲している。2013年から管楽五重奏団オープス・ズーのメンバー、2018年からケーゲルシュタット・トリオのメンバーとして活動。2021年にはコペンハーゲンに室内楽協会「クラシック・イン・フレデリクスベア」を設立し、現在は会長を務めている。
12歳でヴァイオリンからヴィオラに転向し、姉妹や従兄弟と弦楽四重奏団を結成。デンマーク王立音楽院でヨセフ・コドウセクに、ロンドンのギルドホール音楽院でデイヴィッド・タケノに、クレモナのアカデミア・ウォルター・スタウファーでブルーノ・ジュランナに師事した。2001年からデンマーク王立管弦楽団の首席ヴィオラ奏者を務め、室内楽やソリストとしても多数の舞台に立つ。同団の理事会副会長も務めている。オーケストラ活動と並行して室内楽を重視し、デンマーク国内各地やスウェーデン、ノルウェー、ドイツ、フランス、イタリア、アメリカの音楽祭に出演。2019年にはダネブロ勲章を授与された。また、才能ある子どもや若者を対象とした講習会、演奏機会の創出などを積極的に企画・運営し、この分野におけるデンマークの教育活動の発展に力を注いでいる。
若きデンマークのピアニスト、グスタフ・ピークトは「技術的な精確さと即興的なひらめきの絶妙な均衡点を突く」(BBC Music Magazine)と評され、「真の音楽詩人、真のサウンド・アーティスト」(Pizzicato Magazine)とも称されている。ナクソス・レコードよりリリースされた《Towards the Flame》をはじめ、国際的に高い評価を受ける録音を発表しており、同アルバムは2022年国際クラシック音楽賞(ICMA)にノミネートされた。
近年は、コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団、オーフス交響楽団、マクデブルク・フィルハーモニー管弦楽団、スロヴァキア国立コシツェ交響楽団、スナボー交響楽団などと共演し、ベートーヴェン、プロコフィエフ、ショパン、ガーシュウィンの協奏曲でソリストを務めている。また、ドイツのメクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭、デンマークのヒンズガウル音楽祭、フランスのアン・ブラン・エ・ノワール音楽祭、ノルウェーの「ピアニステル・ポー・トロルハウゲン」など、各国の主要音楽祭にも出演している。
オーフス国際ピアノ・コンクール、キッシンゲン・クラヴィアオリンピアードをはじめとする国際コンクールで入賞。デンマーク国内では、デンマーク音楽批評家協会アーティスト賞、デンマーク放送P2タレント賞、ヴィルヘルム・ハンセン財団名誉奨学金、カール・ニールセン&アンネ・マリー・カール=ニールセン・タレント賞、レオニー・ソニング・タレント賞、グラズアクス音楽賞など、数多くの栄誉を受けている。ドイツ学術奨学財団の奨学生でもある。チボリ公園コンサートホールにおけるコペンハーゲン・フィルとのラフマニノフ《ピアノ協奏曲第3番》の演奏は「多彩な表情の変化の中で、荒々しく制御不能な感情を呼び起こし」、「めったに聞かれないほどの聴衆の大喝采を生み出した」(ポリティケン紙)と評された。
1995年デンマーク北部オールボーに学者の家庭に生まれる。6歳でピアノに出会い、ただちにクラシック音楽に魅了された。ピーター・ハーン=マインケのもとで初期のレッスンを受けた後、グラドゥス・ピアノ・スクールでマルティン・リュスホルム・イェプセンに師事。のちにベルリン芸術大学に進学し、クラウス・ヘルヴィヒ教授のクラスで研鑽を積んだ。その後、デンマーク王立音楽院にてイェンス・エルヴェキェア教授に師事し、ポストグラデュエイト・ディプロマを修了。現在はアウグスティヌス財団の手厚い支援を受け、演奏活動および日々の音楽的探求のためにスタインウェイ&サンズのグランドピアノを提供されている。
©Julia Eva Severinsen
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日)
※学生券は日本モーツァルト協会のみ取り扱い
※ やむを得ない事情により出演者・プログラムを変更する場合がございます。ご了承ください。
※ 10歳未満の方の入場はご遠慮ください。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りいたします。