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2016年第582回例会(2016/10/12)

演奏会概要

  • 時 間

    2016年10月12日(水) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券(臨時会員券):5,000円
    (学生2,000円)
    ※当日券17時45分~販売

神田寛明(フルート)
粟田口節子(チェンバロ)

PROGRAMM

《神童モーツァルトの誕生》

▶ロンドン・ソナタ K10~15(全6曲)
  Sonate für Klavier, Violine (oder Flöte) und Violoncello K10~15
・変ロ長調 K10
 Sonate in B K10
・ト長調 K11
 Sonate in G K11
・イ長調 K12
 Sonate in A K12
・ヘ長調 K13
 Sonate in F K13
・ハ長調 K14
 Sonate in C K14
・変ロ長調 K15
 Sonate in B K15
 
▶「ナンネルの音楽帳」より
 aus „Notenbuch für Maria Anna (Nannerl) Mozart“
・アレグロ ハ長調
 Allegro in C K6, 1. Satz Allegro
・アンダンテ ヘ長調
 Andante in F K6, 2. Satz Andante
・メヌエット I  ハ長調
 Menuett I in C K6, Menuet I <Menuet I>
・メヌエット II ヘ長調
 Menuett II in F K6, Menuet II <Menuet II>

神田寛明(フルート)

 1993年東京藝術大学卒業。1995年より1年間ウィーン国立音楽大学に留学。2007年東京藝術大学大学院修了。1991年、第5回日本フルートコンベンションコンクールおよび第8回日本管打楽器コンクールにおいて第1位。1992年にはソウルにおいてA.ジョリヴェのフルート協奏曲を韓国初演。安宅賞受賞。
 赤星恵一、金昌国、細川順三、ヴォルフガング・シュルツ、ハンスゲオルグ・シュマイザーの各氏に師事。NHK交響楽団首席奏者。桐朋学園大学教授。大阪芸術大学客員准教授。東京藝術大学、桐朋学園芸術短期大学講師。THE FLUTE QUARTETのメンバー。また神戸や北京ニコレなどの国際コンクール、日本音楽、日本管打楽器、日本木管、東京音楽、三田ユネスコ、仙台フルートなどのコンクールにおいて審査員を務める。アジア・フルート連盟常任理事。
 これまでに「APPASSIONATA」「モーツァルト・オペラデュオ」をはじめ多くのCDをリリース。2011年にはケーラーとアンデルセンのエチュードを収録したCDを発表。四重奏を中心に二重奏から大編成のものまで60タイトル以上のフルートアンサンブル作品を編曲・出版している。

粟田口節子(チェンバロ)

 チェンバロをウィーン国立音楽大学、および国際ロータリー財団奨学生としてアムステルダム・スヴェーリンク音楽院で学ぶ。イゾルデ・アールグリム、トン・コープマン、西川清子の各氏に師事。通奏低音をヴェロニカ・ハンペ氏に師事。フォルテピアノを小川京子氏に師事。
 留学中より現在にいたるまで内外にてさまざまな演奏家と共演している。
 2014年リリースのソロCD[ヴァージナル鍵盤音楽名曲集](WWCC-7757)は朝日新聞推薦盤、平成26年度(第69回)芸術祭参加作品となる。また幼少モーツァルトが最初に作曲したソナタといわれる[モーツァルト/4つのクラヴサンのためのソナタK6-9](OVCT-00083)はオリジナル譜、初版譜による貴重な録音、演奏として各方面より注目されている。
 そのほか[バッハ,ヘンデルソナタ~バロック室内楽集](va.浦川宜也、vc.河野文昭、cem.粟田口節子)、[モーツァルト/ロンドン・ソナタ](va.浦川宜也、cem.粟田口節子)、[モーツァルト/クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタK6-9、K26-31]がリリースされており、明晰な感性、安定した闊達な演奏として、また、幅広いレパートリーによる充実した音楽活動が高い評価を得ている。宮城教育大学非常勤講師。

出演者のメッセージ

 この度は第582回例会で演奏させていただけますことに心よりお礼を申し上げます。
 幼少期の作品は、こわいほどシンプルなメロディ-。それでも、モーツァルトの才能はすでにどの曲にも溢れている。K13は幼い日の大作の1つと思う。第1楽章冒頭の快活なチェンバロのリズムにフルートが続き、奏者の気持ちを前向きにさせる。また、恋に苦悩する大人の心が音になったような、おませ!な第2楽章。メヌエットⅠは悲しみの半音階、続くメヌエットⅡではジグザグな反復を重ねる。音楽は万華鏡を見ているようだ。K10の第1楽章、チェンバロのアルベルティ・バスに、右手は二部音符のトリルで始まり、第3音目には8度上まで上昇させ、フルートの控えめなパートでより広がりが現れ充実した展開で進む。K14のメヌエットⅡは、子供の愛すべき感性による、カリヨンの音。私には全曲で最も難しい曲。今回は神田さんの木製によるフルートとの共演です。

粟田口節子(チェンバロ)

アンコール

ロンドン・ソナタ ハ長調 K14 第3楽章よりメヌエットⅡ

注意事項

※ 出演者・プログラムは変更することがございます。予めご了承ください。
※ 例会の臨時会員券(前売券・当日券)は当日会場窓口にて、また、東京文化会館チケットサービス03-5685-0650にて販売。
※ 10歳以下の方の入場はご遠慮下さい。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りします。