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【CD】マークの交響曲集&大ミサ曲

マークの交響曲集&大ミサ曲

ARTSレーベルの名盤がXRCDで復活!
大編成でありながら細やかな解釈と
華やかな音響が個性的なモーツァルト。
最新マスタリングの効果も抜群、
ペーター・マークの神髄ここにあり!

 国内レーベルGlobal Culture Agencyによる注目企画。入手困難だったペーター・マークの名盤が装いも新たに高品位なセットで復活。ARTSレーベルから取り寄せたオリジナル・マスター音源を丁寧にリマスタリングし、通常CDプレーヤーで再生可能な高音質フォーマットであるXRCDとして商品化しました。オリジナルのARTS盤も十分に定評ある音質でしたが、それを凌駕する素晴らしい音質となっているのが一番の注目点です。音作りの方向性としては実際の演奏に本来備わっていたものを丁寧に掬い取るアプローチであり、ペーター・マークの狙った演奏効果、細やかな表情付けのひとつひとつまでが、はっきりと眼前に立ち現れるマスタリングとなっています。

 ペーター・マークにとって大事な作曲家であるモーツァルト。交響曲10曲に大ミサ曲という聴き応えたっぷりのセットです。マークはモーツァルトの後期交響曲に対しては大きめの編成をとっており、弦楽器、特に内声の充実ぶりが目覚ましく、同音の刻みの力強さなどはベートーヴェンのオーケストレーションをも思わせます。それでいて管楽器とのバランスも見事で、トゥッティで音楽を引き締める場面ではホルンをより強調し、木管のソロではかなり豊かな歌い込みをさせるなど、手が込んでいます。こけおどしの効果ではなく、モーツァルトに愛情を持って、スコアに書かれた音符からいかに生き生きとした音楽を組み立てるかひたむきに考え抜いた演奏と言えます。

 たとえば『プラハ』、重々しい序奏を終え主部に入り、第1ヴァイオリンがシンコペーションの一定リズムをそっと奏で、内声が揺らぎながら和声を作り、第1ヴァイオリンが動き出す場面!マークはそこにはっきりとアクセントを付け、喜びが跳ねるようなリズム感を瞬時に作り、音楽を走り出させます。新鮮な驚きが立体的にはじける、ちょっとした味付けの妙が実に利いています。39番の序奏は堂々たる巨匠的遅さで、巨大な交響曲の幕開けを輝かしく告げます。これに呼応するかのように、フィナーレも一気呵成に陥ることなくフレーズに意味を持たせ、ぐっと深い表現を聴かせてくれます。『ジュピター』2楽章の弱音器を付けた弦楽器の繊細な響きにふわりと花を添える木管楽器の絶妙な美しさも忘れ難く、終楽章のフーガではすべての主題を慈しみ噛みしめるような稀代の大演奏が繰り広げられます。これらの演奏がより鮮明に、今までにない精度で音像化された大注目のXRCDです。

交響曲集&大ミサ曲

【曲目】
[Disc1]
交響曲第31番 ニ長調 K297『パリ』
交響曲第33番 変ロ長調 K319
交響曲第34番 ハ長調 K338
[Disc2]
交響曲第32番 ト長調 K318
交響曲第35番 ニ長調 K385『ハフナー』
交響曲第36番 ハ長調 K425『リンツ』
[Disc3]
交響曲第38番 ニ長調 K504『プラハ』
交響曲第39番 変ホ長調 K543
[Disc4]
交響曲第40番 ト短調 K550
交響曲第41番 ハ長調 K551『ジュピター』
[Disc5]
大ミサ曲 ハ短調 K427

【演奏】
リンダ・ラッセル(ソプラノ)
ミラ・ヴィオティエヴィッチ(ソプラノ)
ジェイムズ・マックリーン(テノール)
エルダー・アリエフ(バス)
フィリッポ・マリア・ブレッサン(合唱指揮)
アテスティス合唱団
ペーター・マーク(指揮)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団

【録音】
[第31・33・34番]1997年2月/パドヴァ、ポリーニ音楽堂
[第32・35・39・41番]1996年3月/パドヴァ、モディリアーニ音楽堂
[第36・38・40番]1996年2月/パドヴァ、モディリアーニ音楽堂
[ミサ]1997年4月27日/パドヴァ、ポリーニ音楽堂

【レーベル】Global Culture Agency
【品番】GCAC-1034/8
【形態】3XRCD
【発売日】2020年3月2日

(以上、キングインターナショナルより)

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キングインターナショナル
https://www.kinginternational.co.jp/genre/gcac-1034-8/