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【CD】ヘルベルト・ケーゲルのミサ曲集

ケーゲルのミサ曲集(7曲)

<タワーレコード限定>
ケーゲル生誕100年、没後30年企画。
合唱の素晴らしさが際立つ
モーツァルトの宗教曲集3枚分を集成
ケーゲル最晩年のPHILIPS原盤

 これらの録音は、元々モーツァルト没後200年にあたる1991年完成を目指して旧PHILIPSレーベルが企画した全集録音の一環として録音されたもので、1990年に亡くなったケーゲルにとっては、最晩年の録音となった貴重な音源です。PHILIPSには大量のモーツァルト録音が既にありましたが、宗教曲に関しては少なかったため、当時、特に合唱分野でも評価の高かったケーゲルに白羽の矢が立てられたようです。尚、ケーゲルは既にPHILIPSとは、1967年にショスタコーヴィチの「ステパン・ラージンの処刑」を録音していた位でした(2011年に同Vintage+plusシリーズ、PROC1152でリリース済)。モーツァルトの収録は1983年のドレスデン・フィルとの2曲に始まり、1987年にオーケストラをライプツィヒ放送響に変えて3曲、そして翌88年に2曲が録音されました。この後も恐らく収録が予定されていたと思われますが、急逝により途絶えてしまったことは残念です。

 今回の復刻は、ケーゲルがPHILIPSレーベルへ収録した全7曲のミサ曲を3枚に初集成しました。各CD単独でのリリースは初出時以来となりますので、元々の流通量も少ないこともあり貴重です。演奏は、ケーゲルの持ち味である均整の取れた見通しの良い音楽に終始しており、特にモーツァルト初期の、瑞々しさと良い意味での軽快感を引き出した名演です。雑味が一切無い純粋な演奏であることが、かえってこの後のケーゲルに起こる身の上や、社会の変貌と残酷さを想起させるようで、痛切な想いが駆け巡ります。また、演奏者に関しては旧東独の合唱団と各曲のソリストの歌唱は見事であり、これらの録音が残ったこと自体に感謝すべきかも知れません。普段、演奏機会も少ない曲ですが、様々な想いが駆け巡る録音であることは間違いないです、

 今回の復刻では、鈴木淳史氏による新規序文解説を解説書に掲載し、各盤の国内盤解説は初出時のまま収録しました。また、オリジナル・ジャケット・デザインを採用しています。尚、今回のVintage+plus Vol.30は全4タイトルを発売します。

ケーゲルのミサ曲集(7曲)

【曲目】

<CD1>
1.ミサ・ブレヴィス ハ長調 K258
2.ミサ・ロンガ ハ長調 K262

<CD2>
3.三位一体主日のミサ ハ長調 K167
4.ミサ・ブレヴィス ト長調 K140
5.ミサ・ブレヴィス ニ短調 K65

<CD3>
6.ミサ曲 ハ長調 K66 「ドミニクス・ミサ」
7.ミサ・ブレヴィス ト長調 K49

【演奏】
白井光子(ソプラノ)
マルガ・シムル(アルト)
アルミン・ウーデ(テノール)
ヘルマン=クリスティアン・ポルスター(バス)
以上、(1,2)

ヘレン・ドーナト(ソプラノ)
アネッテ・マルケルト(アルト)
ウーヴェ・ハイルマン(テノール)
アンドレアス・シュミット(バス)
以上、(3-5)

エディット・マティス(ソプラノ)
ローゼマリー・ランク(アルト)
ウーヴェ・ハイルマン(テノール)
ヤン=ヘンドリック・ローテリンク(バス)
以上、(6,7)

ライプツィヒ放送合唱団
(合唱指揮:イェルク=ペーター・ヴァイクル)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 (1,2)
ライプツィヒ放送交響楽団((3-6)

ヘルベルト・ケーゲル(指揮)

【録音】
1983年11月22日-25日、ドレスデン(1,2)
1987年12月9日-15日、ライプツィヒ(3-5)
1988年6月6日-9日、ライプツィヒ (6,7)

【原盤】Philips

【Original Recordings】
Artists & repertoire production:
Rupert Faustle (3-7),
Reiner Bluuth(Deutshe Schallplatten, :6,7)
Recording producer: Heinz Wegner (3-7)、
Balance engineer: Claus Struben (3-7)、
Recording engineer: Hans-Jurgen Seiferth (3-7)

【発売日】2020年12月

【規格品番】PROC-2311

【レーベル】TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION

【SKU】4988031408209

※初セット化(3枚組として)
※歌詞対訳付
※デジタル録音
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
 (ブックレット内にPHILIPSロゴ付の他のジャケットも一部掲載)
※解説:鈴木淳史氏(新規序文解説)、宇野功芳氏他、
 作品解説含む解説書合計20ページ

(以上、タワーレコードより)

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