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【CD】モーツァルト・モメンタム 1785

モーツァルト・モメンタム 1785

名ピアニスト、コロナ禍を超えて、
モーツァルトの深奥へ

 世界的な評価を受け、全世界で9万枚のセールスを記録したレイフ・オヴェ・アンスネスとマーラー・チェンバー・オーケストラによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏と録音を核にした「ベートーヴェン・ジャーニー」の待望の続編となる「モーツァルト・モメンタム」。モーツァルトのウィーン時代の頂点である1785年と86年の2年間に書かれたピアノ協奏曲第20番~第24番の5曲を軸にした傑作群をCD4枚分に収録し、2枚組セットで1785年編と1786年編の2回に分けてリリースします。

 先に発売される1785年編には文字通りウィーン時代の傑作が勢ぞろい。個性豊かなピアノ協奏曲第20・21・22番の3曲に加え、ト短調のピアノ四重奏曲第1番、ハ短調の幻想曲と「フリーメイソンのための葬送音楽」という陰影の濃い3曲を収録。特に協奏曲では独奏とオーケストラとの対話や意思疎通の在り方が大きく発展させられた形で構想され、モーツァルトの多彩な音楽語法の創出の過程が手に取るようにわかります。アンスネスにとっては、ノルウェー室内管弦楽団と録音があった協奏曲第20番以外は初録音となります。

 このプロジェクトも2020年の世界的な新型コロナ・ウィルスの影響を受け、予定された演奏会のキャンセルを余儀なくされましたが、幸いなことにピアノ協奏曲3曲はコロナ下にもかかわらずベルリン・フィルハーモニーでセッション録音されました。アンスネス自身、インタビューでそのことを「小さな奇跡と言えるものでしょう。マーラー・チェンバー・オーケストラのような優秀な音楽家との共同作業からは大きな示唆を受けました」と語っています。

 「1780年代を通じてモーツァルトは作曲家として信じられないくらいのスピードで成熟していきました。どうしてそうなったんでしょうか。何が起こったんでしょうか。これは当時のモーツァルトの創造性が極点に達していたことを示しています。作曲家・ピアニスト・即興演奏の名手としての能力を誇らしげに示すことのできるような作品を次から次へと衝動のように生み出していったのです」(レイフォ・オヴェ・アンスネス)。

※Leif Ove Andsnes – Mozart Momentum – 1785 (Trailer)https://www.youtube.com/watch?v=YdR8D9aHxv0

モーツァルト・モメンタム 1785

【曲目】

DISC 1
1-3 ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466
4-6 ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K467

DISC 2
1 幻想曲 ハ短調 K475(ピアノ・ソロ)
2-4 ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K478
5 フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 K477(オーケストラ)
6-8 ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K482

【演奏】
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ・指揮)
マーラー・チェンバー・オーケストラ(DISC1, DISC2 5-8)
マシュー・トラスコット(ヴァイオリン)
ジョエル・ハンター(ヴィオラ)
フランク=ミヒャエル・グートマン(チェロ)
(以上DISC2 1-4)

【録音】
2020年11月8~10日、
 ベルリン、フィルハーモニー(DISC1、DISC2 5-8)
2020年2月21日~25日、
 ブレーメン、ゼンデザール(DISC2 1-4)

[レコーディング・プロデューサー]
 ジョン・フレイザー

[レコーディング・エンジニア]
 セバスティアン・ナットケンパー(DISC1、DISC2 5-8)、
 アーン・アクセルバーグ(DISC2 1, 1-4)

[アシスタント・エンジニア]
 ヨヤーコブ・ベッチャー、
 クレメンス・ファブレ(DISC1、DISC2 5-8)

[エディティング]
 ユリア・トーマス

(以上、ソニーミュージックより)

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