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中村洋子先生講演会(2023/2/5)

講演会概要

テーマ:Mozartの音楽を理解し、楽しむための最良の手引きは、 Mozartの「自筆譜」

2023年2月5日(日)14:00~16:00

会場:アトリエ・ムジカ(代々木)

会費:会員1,500円/一般2,000円

※日本モーツァルト愛好会、モーツァルティアン・フェラインの会員は会員料金

講演概要

モーツァルトは、音楽史上に「突然変異の天才」として出現したのではありません。それまでのヨーロッパ音楽史の流れをすべて吸収し、それを土台に「必然」として登場した大作曲家です。それゆえ「天才」なのです。モーツァルトが、どのように「モーツァルト」となり、その作品が何故傑出しているのでしょうか。その理由を、モーツァルトの「自筆譜」から解き明かします。一般に流通している「出版楽譜」の中には校訂者の意図が入り込み、必ずしも正確でなく、モーツァルト音楽の真髄に迫れない事例も見受けられます。「ピアノ・ソナタ K333」、「きらきら星変奏曲」、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、「ピアノ協奏曲K491」、「交響曲38番プラハ」、「交響曲40番」、「レクイエム」、「オペラのアリア」等々これら名曲が、神業のように忽然と天から降ってきたようにみえましても、実は、一人の大天才の努力の結晶とその昇華であることを、「自筆譜」ファクシミリを実際にお見せしながら、わかり易くお話しいたします。

中村 洋子(作曲家)

東京芸術大学 作曲科卒業。

・「インヴェンション・アナリーゼ講座」全15回、「平均律クラヴィーア曲集1、2巻アナリーゼ講座」全48回、「ゴルトベルク変奏曲・アナリーゼ講座」全10回を開催。

・ベーレンライター社刊行のバッハ「ゴルトベルク変奏曲」原典版の「序文」日本語訳と「注釈」を執筆。

・ベーレンライター社のバッハ「平均律クラヴィーア曲集第1巻」原典版に、バッハ自身の「序文」についての解説を執筆。

・自作品「無伴奏チェロ組曲第1~6番」、チェロ「二重奏のための10の曲集」の楽譜を、ベルリン、リース&エアラー社(Ries & Erler Berlin)より出版。

・自作品「無伴奏チェロ組曲 第1~6番」のSACDを、Wolfgang Boettcherヴォルフガング・ベッチャー演奏で発表(disk UNION : GDRL 1001/1002)(レコード芸術 特選盤)

・CD『 Mars 夏日星』(ギター二重奏&ギター独奏)を発表。(アカデミアミュージックで販売中)

・著書

≪クラシックの真実は大作曲家の自筆譜にあり!≫~バッハ、ショパンの自筆譜をアナリーゼすれば、曲の構造、演奏法までも分かる~(DU BOOKS社)

≪11人の大作曲家「自筆譜」で解明する音楽史~バッハからバルトークまで~≫(DU BOOKS社)

《中村洋子ブログ「音楽の大福帳」https://blog.goo.ne.jp/nybach-yoko

お申し込み

協会事務局に予め電話・Eメールのいずれかの方法でお申込み下さい。

※先着順。定員(80名)になり次第お申し込みを締め切らせていただきます。

申込先:日本モーツァルト協会
Tel.03-5467-0626/info@mozart.or.jp

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