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【CD】モーツァルトのクラヴィコード

モーツァルトのクラヴィコード

作曲者所有の楽器で聴く作品集
モーツァルト自身が指伝いに感じた響きを通じ、
傑作の素顔に迫る

 天才作曲家モーツァルトが生まれたザルツブルクの生家(現在は博物館として一般公開中)には、作曲家が晩年まで作曲に使っていたというクラヴィコードが保管されています。構造上きわめて小さな音量しか得られない楽器ということもあり、18世紀当時には作曲家周辺のごく限られた人しか耳にできなかったその響きを通じて、この楽器を用いて書かれたと考えられる晩期作を中心に聴くことが出来る好企画盤が「ALPHA」から登場。

 バロック初期から近現代まで幅広い演目で存在感を発揮するゲオルク・ニグルを歌い手に迎え、この貴重な楽器に秘められたニュアンス豊かな味わいを十全に活かした演奏を聴かせるのは、クラヴィコード&チェンバロ奏者として着実に注目されつつあるリンツ出身の俊才アレクサンダー・ゲルゲリフィ。『魔笛』序曲のファンファーレから最後の『涙の日』まで、クラヴィコードという楽器の音量の小ささを忘れさせるほど幅広い表現で綴られてゆく名作群は、まさしく作曲中のモーツァルトの心象を垣間見るかのよう。ニグルも楽器の特質を踏まえ、時に間近で語る囁きのような声で各作品の詩的・劇的特質を浮き彫りにします。

 クラヴィコード録音を含む数々の古楽器名盤を「Zig-Zag Territoires」から世に送り出した名技師フランク・ジャフレスによる、楽器そのものを間近に感じられる丁寧なエンジニアリングも絶妙。ライナーノート(独、英、仏語)には両演奏家の言葉も収録されています。

モーツァルトのクラヴィコード

【曲目】
モーツァルト:
01. 歌劇『魔笛』 K620~序曲
02. 歌劇『魔笛』 K620~パパゲーノのアリア『若い娘か女房が』
03. 歌劇『皇帝ティートの慈悲』 K621~行進曲
04. 菫(スミレ) K476
05. 幻想曲 ニ短調 K397
06. 春への憧れ K596
07. 子供の遊び K598
08. 老婆 K517
09. ロンド ニ長調 K485
10. ラウラに寄せる夕べの想い K523
11. 幻想曲断章 ハ短調 K396
12. 満足 K473
13. グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K356
14. 別れの歌 K519
15. 葬送行進曲 ハ短調 K453a
16. 独唱とピアノのためのドイツ語の小カンタータ K619
 『無限なる宇宙の創造主を崇敬する者たちよ』
17. レクィエム ニ短調 K626~涙の日

【演奏】
ゲオルク・ニグル(バリトン)
アレクサンダー・ゲルゲリフィ(クラヴィコード)

【使用楽器】ザルツブルク「モーツァルトの生家」博物館所蔵、
18世紀製オリジナル楽器
【録音時期】2024年5月
【録音場所】ザルツブルク、国際モーツァルテウム財団
【録音方式】ステレオ(デジタル)
【収録時間】81分
【商品】
フォーマット:CDアルバム
発売日:2025年09月05日
国内/輸入:輸入盤 国内流通仕様
レーベル:Alpha
規格品番:NYCX-10542
SKU:4589538823450

(以上ナクソス・ジャパンより)

 

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ナクソス・ジャパン
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